聖酒式について
・約婚式と聖酒式は、サタン世界で生まれた人間が、真の父母によって再び生まれるという条件を立てる蕩減儀式なのです。女性が先に堕落したので、女性が先に復帰され、男性を再び産むようにする過程を内的に通過する式が聖酒式なのです。そして結婚して四十日以後に、それを外的に通過する式があります。これらが全部蕩減儀式なのです。(『祝福家庭と理想天国Ⅰ』922ページ)
・「復帰は二人のエバが必要なのです。堕落した立場から復帰したエバ(お母様)と、新しく決めたエバ(祝福を受ける女性)です。これが二人いるのです。こちら(お母様)が正妻だったら、(祝福を受ける女性は)妾の立場です。原理からすれば、一人の男(メシヤ)が二人の女とつきあうことはできないから、妾(祝福を受ける女性)の旦那さんに、アダムを接ぎ木して、ハンダ付けしてつくってあげるのです。」(1994.1.2)
今回は、聖酒式について考察します。
家庭連合の
教会成長研究院の阿部美樹院長が
上記み言に対して以下の補足説明を
加えました。
聖酒を飲む順番を見れば分かるように、最初に霊的堕落を清算するために女性が飲み、肉的堕落を清算するために女性を通して男性が飲むように、両方の清算をしています。ですから、聖酒式で血統転換が成されるということができます。
聖酒式が「内的に通過する式」であるというならば、三日行事は「外的に通過する式」と表現されています。ですから、正確に定義するならば、聖酒式とは「内的血統転換」の儀式であり、三日行事は「実体的血統転換」の儀式ということができます。
この補足説明に対して激しく異議を申し立て
たいと思っている訳ではありませんが、
どこか腑に落ちないと感じる部分が残ります。
そこで、例によって仮説による解釈を試みます。
真のお父様は、花嫁である全女性に対して
花婿の立場に立ちます。
本来であれば、祝福を受けたいと希望する女性は、
お父様と寝室で親密な関係となります。
この寝室を天使長の立場の男性が警護します。
男性は、お父様の間近かで警護できることに
誇りを感じ、幸せそうなお二人の近くにいて、
大きな喜びに包まれます。
そして、この内容を象徴的に表しているのが、
聖酒式で女性が先に半分飲む行為です。
その後、お父様は男性の忠義な態度を見て、
ご自分が愛してやまず汚れをなくし清められた
妻の立場に立つ女性を男性に拝領します。
男性は、想像もしていない突然の計らいを、
恐れ多く光栄な気持ちでお受けします。
お父様への永遠の忠誠を誓いながら、
あふれる感謝の気持ちで妻として迎えます。
そして、この内容を象徴的に表しているのが、
聖酒式で男性が残り半分を飲む行為です。
聖酒式を通して、原罪は完全に清算され、
内的に血統は転換されます。
by ロード
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