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主導権を握ったトランプ大統領

まだ安心できませんが、北朝鮮が核実験を実施せずに、多くの評論家が最大の危機と見なしていた金日成生誕日である太陽節を越えることができ、嬉しく思います。

ここまでは、したたかなトランプ大統領の作戦が功を奏してします。20年間の戦略的忍耐は失敗であったと宣言し、過去最大規模の米韓軍事演習と首脳会談・閣僚外交で圧力をかけ続けました。まず安倍首相を厚遇しました。次に、シリアでアサド政権が化学兵器を使用したと思われた時には、もっと効果的な対策はあったかもしれませんが、表面上は敵であるプーチンに事前通告を送って暗黙のメッセージを伝え、全世界に対しては、脅しでもなく寸止めもないと主張するように、突然シリア空爆を実行し、なんと米中首脳会談の真っ最中に習近平に伝えて主導権を取りました。主要国首脳との外交は全て有効な布石となっています。

レッドラインを曖昧にしていることも効果的でした。自衛権の発生する直接的な軍事行動は誰の目からも一線を越えていることは明白ですが、厳密な検証の困難な米本土を射程に収める核弾頭搭載ミサイルを保持することを譲れない一線のように思わせ、いつの間にか、死傷者は出なくても6回目の核実験が核搭載ICBM保有の最後の一歩を越える事になるという国際世論が形成されました。北朝鮮が中国からも圧力を受ける中で、万一、核実験を強行すれば、絶好の口実を与えるところでした。

では、今後の展開を予想してみます。核実験の準備が完了している北朝鮮で、もし金正恩が意地を張って核実験をやってしまったら、アメリカは在韓米軍家族を速やかに沖縄へ避難させます。アメリカ大使館は在韓アメリカ人に緊急国外退去勧告を出し、アメリカ政府は、議会及び共和党民主党の有力議員に根回しを行い、主要各国政府に連絡します。この時までに北からの先制攻撃があれば、言うまでもなく十倍返しの猛反撃をします。核実験の翌日、トランプ大統領が、24時間以内に金正恩が国外に亡命しなければ、自衛権に基づく予防攻撃を実行すると宣戦布告する。そして次の日に戦争が勃発する。

北朝鮮が核実験を自制したまま、5月9日の韓国大統領選挙を越えた場合、国連では、北朝鮮への石油輸出禁止決議案が可決されることになる。中国からは核実験の資材を取り出して待機状態を解除しなければ、石油輸出バルブを完全に止めることになると圧力をかけられる。籠城戦も石油という兵糧攻めにあうと3ケ月で落城となる。

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