女性宮家の創設は何が問題なのか?

竹田恒泰】 わかりやすく解説! 女性宮家の創設は何が問題なのか?




【要点】

開始後20分〜23分

旧皇族が、なぜ旧皇族となったかと言うと、マッカーサーが廃止させたから民間人になっただけであり、何か皇位継承の問題があるから離れたわけではない。

・宮家とは、普段は天皇を伴奏者としてお支えし、いざという時には、血のスペアとして天皇を出す役割を400年に一度くらい機能する。

・もし女性宮家を創設すれば、女性皇族が結婚後も皇位に残ることができるようになる。すなはち民間男性から婿を取り、その婿も皇族となる。生まれた子が男の子であっても皇位継承権を持つその子の父方を辿っても天皇に辿り着かなくなる。そうなるとハチャメチャとなる。将来の天皇は、父の母の母の父のと言うように選択的に言い示さないと平成天皇に辿り着かなくなる。これは、我々と同じである。つまり、血統が特別ではなくなる。

・だてに2000年続いてない、上手くできた皇室制度だから、簡単に触ってはいけない。





開始後33分〜37分

女系天皇を推進している者たちは、相当頭がいい知恵者がいる。まず女系天皇と言う名付けが上手である。女系天皇女性宮家に反対と言うだけで女の敵となる。

女系天皇と言うこと自体がウソである。男系天皇の場合は父の父の父のと続くが、女系天皇の場合は母の母の母のと遡っても天照大神に行く血統にはならない。つまり、男系でも女系でも何でもないものができるだけ、言うなれば雑系となる。男系か女系かと言う議論はウソです。男系を守るか男系を崩すかの議論である上手ですねえ。

・男系継承は女性を排除していると勘違いされているが、これはウソです。男を排除しているのです。つまり、外部の男が入るのを嫌っているルールです。外部の女は受け入れて良い。

・男女同権と言うのも全く間違っている。そもそも皇室は人権のない世界てす。選挙権も非選挙権もない、居住移転・旅行・職業選択・言論・思想・良心の自由もない。

天皇には国事行為があり、皇后には天皇の子を産み育てる役割がある、女性天皇が女性に生まれたが故に両方を背負わされるとすれば、それこそ男女平等に反する。

フェミニストは皇室にメスを入れる前に、相撲や歌舞伎や宝塚にメスを入れるべきだ。男の子に生まれたら宝塚に入れないから男女平等ではない。男女同権より伝統文化を守る方が上である。では皇室は、それ以下ですか。むしろ女性を守り女性を受け入れるのが現在の皇室制度です。



【感想】

男系天皇女系天皇かと言う議論は、巧妙にすり替えられていることが、よく分かりました。つまり、男系継承を守護するか男系継承を破棄するかであり、別の言い方をすれば、男系か雑系かであり、または、純粋な血統を国家の軸に据えるか、軸を放棄するかと言う問題を、巧みに男女平等・男女同権・男尊女卑の問題に置き換え、国家安泰の道か国家破滅への道かを耳障りの良い言葉に焼き直して問い掛けているに過ぎません。決してサタンの二枚舌に騙されないように気をつけよう。

国体を考えることは、国家の基本、国の歴史、国のあり方、国家観を考えることになります。日本をトコトン考えることは、天一国を考えることに通ずると信じます。

自分自身まだこれから学び始める立場ですが、皇室制度を学ぶことは、亨進二代王様が語られる精子神学を理解する上で参考になり役立つと思います。



(参考記事)


天皇制を考える
http://hamamatsu3000.hatenablog.com/entry/2017/04/27/004303


男系天皇は日本における国のあり方の本質
http://hamamatsu3000.hatenablog.com/entry/2017/05/21/020535


日本の真髄は、古事記の中にあり
http://hamamatsu3000.hatenablog.com/entry/2017/06/10/010830


馬渕先生曰く、非常に重要な問題です
http://hamamatsu3000.hatenablog.com/entry/2017/06/26/015442




by ロード




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