トランプ大統領の来月アジア歴訪の目的は

米の軍事オプション 北の1500カ所を一斉攻撃か 核兵器の捕捉が課題

http://www.sankei.com/smp/premium/news/171003/prm1710030002-s1.html



ロシアのラブロフ外相が幼稚園児のケンカと表現したトランプ大統領と金正恩の罵倒合戦も終わりが見えてきた。ティラーソン国務長官が外交努力について発言するとトランプ大統領から「時間の無駄」と一蹴された。まるで刑事ドラマの尋問室で、容疑者(金正恩)が「ふざけんな」と叫び、コワモテ刑事(トランプ大統領)が「いい加減に白状しろ(白旗を上げて降伏しろ)」と怒鳴る、ホンワカ刑事(ティラーソン国務長官)が「カツ丼でも食わねえか(対話しないか)」となだめる場面を観ているようだ。


では、本音レベルは、どうであろうか。北朝鮮は6回目の核実験を実施し、ロフテッド軌道ICBM発射実験も行ったので、もはやレッドラインは完全に越えたとアメリカは見なしている。24年間騙され続けた実績で、対話とは核開発完成までの時間稼ぎだったと身に染みているため、対話の試みは時間の無駄と言い切っている。後は、北朝鮮のどのような挑発に、アメリカがいつ牙を剥くかだけである。つまり、逸れる横道はなくなった。戦争に向かって一本道を進んでいる。戦争を回避する手段はただ一つ、北朝鮮が降伏すること。降伏がなければ、遅かれ早かれ必ず撃ち合いが始まる。


アメリカは1776年の独立から現在までの241年間において93%に当たる224年間が戦争に関わってきた戦争国家だと言うデータもある。軍需産業が基幹産業であり、新兵器を開発すると実戦で試したくなり、弾薬庫が満タンになると放出したくなる。いつも軍産複合体ネオコン)の圧力が強く働いている。


こんな、きな臭い時に、トランプ大統領は11月に最前線の韓国を訪問する。何か米朝双方の謀略があるのではないかと緊張してしまう。挑発を誘っているのではと勘ぐってしまうのは私だけか。いずれにしても、親善外交ではなく、戦争準備交渉と見なすのが常識的な見方である。




by ロード



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