女性宮家創設、及び、立憲民主党の党綱領

【DHC】12/6(水) 藤井厳喜井上和彦居島一平虎ノ門ニュース】

(その2)





【内容】

開始後43分〜50分

女性宮家創設に61%賛成との世論調査が出たが、おそらくアンケートを受けた方は女性宮家の意味が良くわかっていない。この流れが皇室典範の改正につながり、女系天皇の誕生で2600年続いている日本の伝統破壊に行き着く。女性宮家皇位継承権がないことを明記すべきだ。女性として皇族にお生まれになった方が一代限りで女性宮家として公務を助けられるなら結構なことだ。虎ノ門ニュース番組視聴者へのアンケートでは、女性宮家は創設すべきではない95%という結果が出た。見識が高い。




開始後56分〜65分

立憲民主党の党綱領改定案で、本来なら二次的な国家の目標である草の根や多様性を重視し過ぎであり、国家の目標とすべき安全保障と経済が軽視されている。ローマ時代のキケロは、国民福祉が達成されるなら共和制でも帝政でも問わないと言った。日本は立憲君主制だ。多様性だけ認めて法治国家としての均一性がなくて良いはずはない。アメリカンデモクラシーでも枠組みを受け入れた上で様々な価値観がある。草の根から、一般庶民が好き勝手なことを言って、政治で全て対応できるはずはなく、集約して整合性ある政策にするのが政治家だ。草の根や多様性は二次的目標なので、党綱領として政治哲学的に及第点は与えられない。そもそも選挙とは草の根からやるものであり、多様性を重視し過ぎて少数意見をあたかも国民の声のように扱うことこそ立憲主義に反している。民主政治では、ルールに則ったプロセスであれば正当と言える。異なる意見が通ると、横暴な強行採決と批判することこそ非民主的だ。採決とは反対意見があっても、どこかの時点で強行するものである。立憲民主党の党綱領に「国」が一度も出てこない。




【感想】

ただ、ボーッとニュースを聞いていると、「そんなものか」と流されてしまう。通常、沈黙は消極的な賛成とみなされます。例えば、選挙においても、棄権は消極的な現状肯定行為となります。摂理に逆行する考えに対しては、根拠を挙げて明確に反対意見を述べられるよう準備しておかなければならない。立憲民主党は党綱領を見る限り、政党と言うよりも市民グループの色合いが強い。このグループには国の舵取りは任せられない。




by ロード



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