世界情勢を読み解く鍵(不文憲法、アジア最後の秘境、地域大国)

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第76回「テーマ:第三回 続・質問祭り」

(その1)





【内容】

開始後14分〜18分

イギリスは不文憲法の国であり、実は日本も憲法の上に国体があるので不文憲法の国とも言える。constitutionを憲法と訳したが、国体・国柄・国家を構成させるものだ。日本国憲法は成立の経緯が不透明だ。サンフランシスコ平和条約を調印した時に廃棄して新憲法を作り直すべきであった。憲法の議論をする前に古事記を読み、国家理念を勉強すべきだ。まず、前文を廃止すべきだ。私学助成は厳密に言えば憲法89条に対する違憲行為であるが、国民は国の仕組みとして受け入れている。自衛隊もそうである。




開始後18分〜22分

ネオコンが紛争を起こしたい時に役立つ便利な存在が、ISや北朝鮮だったが、ISは壊滅した。北朝鮮はアジアで最後の秘境だ。安い労働力と天然資源があり、世界の投資家が北朝鮮を見逃すはずはない。ネオコン以外でもノルウェーやスイスも虎視眈々とチャンスを狙っている。




開始後23分〜28分

日本は主権を回復しているとは言えない。オバマまでのアメリカの対日政策は、日本をリージョナルパワー(地域大国)にさせない封じ込め政策だった。日本には、軍隊も情報機関も海外放送もない。隣国の反日活動も激しい。なぜ日本を封じ込めるのか、戦時国際法を犯したのが連合国であることを隠すため、日本はアジアの解放のために戦ったことをプーチンアジア諸国も知っている。トランプ大統領はアメリカファースト各国ファーストを掲げて、独立した主権国家を大切にすると主張し続けている。





【感想】

天一国合衆国憲法日本国憲法をもっと勉強し、憲法の文言、国家理念、国の仕組み、これらについて早急に、他流試合で議論できるレベルになければならない。



北朝鮮をダシにして儲けようとする連中が群がっている。危機を煽って紛争を起こし、兵器を売りさばこうとする軍産複合体、安価な労働力と地下資源をかすめ取ろうとする欧米ネオコン北朝鮮問題の本質には、表に出てこない存在を忘れてはならない。



日本は、大東亜共栄圏なる対アジア政策構想を掲げて、植民地化されたアジア諸国解放のために、そして、ソ連の南下政策に対抗し、共産主義の拡張を防ぐために戦った。弱肉強食の時代に日本は崇高な理想を目指し、リージョナルパワーとして、孤軍奮闘したが、不幸にも敗戦し、軍事的だけでなく、精神的にも叩き潰され、自虐史観を植え付けられ、戦争放棄憲法を守っていれば平和でいられると錯覚してしまった。



by ロード




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