トランプ大統領のエルサレム首都認定

馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第77回 「テーマ:2017年の回顧」

(その2)





【内容】

開始後25分〜33分

トランプ大統領エルサレムイスラエルの首都に認定した。この意味は、トランプ大統領が中東和平に本格的に乗り出して来たと言うことだ。今まで、パレスチナ問題に世界は関心を持たなかったため、ずっと対立状態が続いてきた。アラブ諸国も欧米も不作為で、本音では誰も和平を進めたくなかった。王政のアラブ諸国は、アラブのど真ん中のパレスチナに世俗的な民主国家ができては困ると思った。表向きにはパレスチナ大義を支持すると言っても、中東和平に協力しなかった。パレスチナは犠牲になってきた。歴史を見ても、紛争の際に弱い方の味方をすると紛争は長引いてきた。満州事変がそうであり、第二次世界大戦ポーランドもそうだった。イギリスとフランスがポーランドの味方をしたので、ドイツと対立した。中東和平も同様で、弱い側のパレスチナを支援する限り、永遠に解決できない。トランプ大統領は全面的にではないが、イスラエルの最も関心のあるエルサレムの地位について、西エルサレムを首都と認めて、イスラエルを応援し、イスラエルに圧力を掛けて、中東和平を進める素地を作った。もう一つの観点では、数年後に、イスラエルに住むユダヤ人の人口が、ディアスポラで世界に散らばっているユダヤ人の数を越えるため、イスラエルの国家を重視する方向に向かう。西エルサレムを首都と認定し、イスラエルの国境を確定し、多数のユダヤ人が住むイスラエル国家の安全保障を強化して行く。





【感想】

国連で日本は、トランプ大統領エルサレム首都認定の決定を無効にする決議に賛成して採択してしまった。基本的に、トランプ大統領を支持することが天運の方向であることを考えると残念である。





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