米が「航行の自由」作戦実施 中国「重大な挑発」と反発

緊迫・南シナ海


http://www.sankei.com/smp/world/news/180324/wor1803240006-s1.html


【ワシントン=黒瀬悦成、北京=西見由章】ロイター通信によると米海軍は23日、中国が軍事拠点化した南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島のミスチーフ(美済)礁付近で「航行の自由」作戦を実施した。米海軍のイージス駆逐艦「マスティン」がミスチーフ礁の人工島から12カイリ(約22キロ)内の海域を航行したとしている。南シナ海での同作戦の実施が確認されたのは今年1月以来。

中国国防省の任国強報道官は23日、マスティンが同日、南シナ海の「関係島嶼の近接海域」に勝手に進入したとして「断固とした反対」を表明した。中国海軍のミサイルフリゲート艦2隻が対応にあたり「警告を与えて追い払った」としている。米中間の貿易摩擦が深刻化する中、軍事面でも緊張が高まりつつある。

 任報道官は「米側の挑発行為は、中国軍によるさらなる防衛能力の建設強化を促すだけだ」と述べ、南シナ海の軍事拠点化を一層進める構えを示した。

 一方、中国国防省は23日、海軍が近く南シナ海で実戦演習を行うと発表。「年度計画に従い定期的に行われるものだ」としている。中国メディアは、中国初の空母「遼寧」が初めて実戦演習に参加する可能性があると伝えた。







【感想】

台湾旅行法で蔡英文総統との首脳会談への道を開き、米中貿易摩擦では正面突破の構えを見せ、南シナ海では航行の自由作戦を実施した。トランプ大統領の頭は、プーチン大統領の再選後に連携の手応えをつかむと、北朝鮮問題をすっ飛ばすかのように、中国対決モードに突入した。国務長官にポンペオ氏を、大統領補佐官にボルトン氏を起用し、トランプ大統領は、強硬策もチラつかせながら、本音のディールに臨む態勢を整えた。この様な国難の時に国益から考えると、トランプ大統領と良好な関係を築いている安倍首相を降ろさせてならない。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村