米大統領がシリアの攻撃批判「大きな代償払うべきだ」 アサド氏を「動物」と非難

2018.4.8


http://www.sankei.com/smp/world/news/180408/wor1804080026-s1.html


トランプ米大統領は8日、シリアで化学兵器によるとみられる攻撃で多数の死者が出たことについてツイッターで「大きな代償を払うべきだ」と強調してシリアのアサド大統領を批判した。

トランプ氏は「愚かな化学(兵器)攻撃で女性や子どもを含む多数が死亡した」と指摘。アサド氏を「動物」と呼んで非難し、アサド政権を支援するロシアとイランの責任も訴えた。

 トランプ氏はシリアから米軍を早期撤収させる意向を示したが、国防総省などが反対。ホワイトハウスは当面米軍駐留を続ける方針を表明している。(共同)





【感想】

トランプ大統領は駆け引きの天才です。金正恩を罵倒し続けていたと思えば、突然掌を返すように米朝首脳会談を受け入れた。それを考えると、この記事も表面的に読むことができなくなってしまう。もともとグローバリストは中東とロシアの石油を狙っていた。そのため、国営石油会社の民営化に応じなかったイラクフセインを排除し、アラブの春民主化を装ってカダフィ大佐を消し去った。最後はシリアのアサド政権と背後で支援するロシアのプーチン大統領の失脚を企んでクリミアなどで謀略を仕掛けたが、現在に至るまで粘られている。今回の記事に関しても、化学兵器は背後でグローバリストが操る反アサド勢力による偽旗作戦と見る。全てお見通しのトランプ大統領は、騙されたフリをして、アサド大統領を批判し、ロシアの責任を訴えて、米国共和党内の主流派であるネオコン勢力のガス抜きをした。昨年4月も同様であった。当時、米中首脳会談の食事中に、習近平にシリア攻撃を伝えてハッタリをかました。トマホーク59発は故意に急所を外し、ロシア軍の被害はなかった。今回、トランプ大統領とグローバリストはシリアからの米軍撤退で一旦は取引成立していたが、偽旗作戦をやれば米軍駐留を続行するとメッセージを送りグローバリストを揺さぶった。トランプ大統領は、グローバリストにも、アサド大統領にも、プーチン大統領にも、電話連絡などしていないが、彼らは皆、この記事を読んで、トランプ大統領の心中をメッセージとして受け取った。





by ロード




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