イラン核合意判断期限(5月12日)迫る

ポンペオ米国務長官「資料は本物」 トランプ大統領「容認できない状況」 イラン核開発の「証拠」公表


http://www.sankei.com/smp/world/news/180502/wor1805020016-s1.html


 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は4月30日の記者会見で、イスラエルのネタニヤフ首相がイランの核兵器開発に関する大量の「証拠」を公表したことを受け、「容認できない状況だ」とイランを非難した。ポンペオ国務長官も声明を発表し、米国としても独自で証拠とされる資料を精査していると明らかにした上で、「米国が評価したところでは資料は本物だ」との見方を示した。

ポンペオ氏は声明で、文書の分析には数カ月を要するとしながらも、「資料は、長年にわたってイランが秘密裏に核兵器開発計画を実施してきたことを示している」と強調した。

 トランプ氏は5月12日までに、2015年に欧米など6カ国とイランが結んだ核合意にとどまるかどうかを決める予定だ。欧州側は米国の離脱で合意が破棄されるのを防ぐため、既存の核合意に弾道ミサイル開発制限などを加えた新合意を模索しており、イランの脅威を強調することで25年に核開発制限の一部解除を認める合意の「欠陥」をただす狙いがあるとみられる。

 トランプ氏は記者会見で核合意を「ひどい合意だ」と重ねて批判した。核開発制限の一部解除に関しても「7年後にイランは自由に核兵器を造れるようになる」と危機感を示した。

 米国が核合意から離脱して約束を破る形になれば、北朝鮮に間違ったメッセージを送り、非核化に関する北朝鮮との合意が難しくなるとの指摘がある。これに対し、トランプ氏は「正しいメッセージを送ることになる」と反論し、核開発を容認しない姿勢を強く打ち出した。

 ただ、核合意を離脱するかは明確にせず、フランスのマクロン大統領が提案した新合意に関しても「交渉しないわけではない」と述べた。トランプ氏は4月30日、マクロン氏との電話会談でイラン問題を協議した。









【感想】

イランも北朝鮮も嘘つき国家である。トランプ大統領はイラン核合意離脱の腹を固めつつあり、マクロン氏は新合意を模索している。シーア派のイランが核武装すれば、即刻スンニ派サウジアラビア核武装で対抗し、イスラエルも防衛力強化に乗り出す。現在が艱難時代であり、2025年が艱難7年期間の後であることを考えると、5月12日の判断は艱難時代の後半の動向に大きな影響を与える。核兵器の拡散は認めないというアメリカの強い姿勢を示すことは、当然、米朝首脳会談にも対中国にも大きなメッセージとなる。間も無く米朝首脳会談の日程と場所が発表される。朝鮮半島でも中東でも正念場が近づいて来た。





by ロード




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