韓国の将来に立ち込める暗雲

「韓国は深入りするな」 非核化問題で米が要求 誤ったメッセージ伝達警戒か

激動・朝鮮半島

http://www.sankei.com/smp/world/news/180529/wor1805290021-s1.html

【ソウル=名村隆寛】複数の韓国メディアは29日、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相の話として、米国が韓国に対し北朝鮮の非核化問題への介入自制を求めていたと報じた。

李首相は27日、訪問先の英国で記者団に「非核化問題に関して韓国はあまり深く入り込まないでほしいと、米国が要請してきた」と語ったという。要請があったのは4月末の南北首脳会談の時で、李首相は「韓国が乗り出して事態がもつれかねないという問題もあるが、米国にハンドルを握らせるのがいいという判断から、韓国政府は(最近)発言を自制している」と述べた。

 米国の要請は、非核化問題を北朝鮮と直接協議したいとの意思がうかがえる。同時に、米朝の仲介役を自任する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権による過度の介入により、北朝鮮に不適切なメッセージを送り判断を誤らせることを警戒したものとみられる。米朝間で仲介に奔走し続けた文政権だったが、韓国なりの解釈に対する米国の不信感もあったようだ。

 こうした中、韓国では米朝首脳会談に続きシンガポールでの米朝韓3国首脳会談も検討されている。文在寅大統領が27日に「米朝首脳会談が成功すれば、南北米3カ国首脳会談を通じ朝鮮戦争終戦宣言が進められることを期待する」と述べたことを受けたものだ。

 ただし、文氏が言及したように、あくまでも米朝会談の結果次第。韓国では3カ国首脳会談の実現が希望的観測も込めて議論されているようだ。







【感想】

このニュースには、あきれると言うか、笑えると言うか、哀しいと言うか、驚きました。韓国の首相が、この内容を表面化させて何のメリットがあるのでしょうか。仲介役を自認する文在寅は「誤ったメッセージを伝えるな」とトランプ大統領から叱られました。自由民主主義陣営の盟主たるアメリカ大統領が、同盟国でもあり、民主的な選挙で選ばれた主権国家のトップを叱責することは異例です。しかも対立勢力からのリーク情報ではなく、政権内部からの自発的な公表であることの意味が不明です。あえて国際社会における自国の威信を貶めています。文在寅は、ノーベル平和賞をチラつかせ、メインテーマを非核化から休戦協定終結に変更し、板門店開催して軍事オプションを封じ込めようと画策しました。また、金正恩が米韓軍事演習を容認していると伝えながら、大連での中朝首脳会談後に米韓軍事演習反対を表明しました。文在寅は、米政府から、仲介役どころか米朝交渉の障害とみなされています。南北米3カ国首脳会談に至っては机上の空論でしかありません。今後、どのような展開になろうとも、韓国の将来には暗雲が立ち込めていると感じます。





by ロード




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