希望が見えてきた非核化と一抹の不安

米朝首脳会談へ「大きな進展」 ポンペオ国務長官が会見 金英哲副委員長が親書携え首都へ

米朝首脳会談

http://www.sankei.com/smp/world/news/180601/wor1806010011-s1.html

【ニューヨーク=加納宏幸】ポンペオ米国務長官は5月31日、ニューヨークで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長との会談を終えて記者会見し、6月12日にシンガポールでの開催を目指す米朝首脳会談に向けて、「大きな進展があった」と述べた。金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の側近の金英哲氏が1日に首都ワシントンを訪れ、トランプ大統領に金委員長の親書を渡すことも正式に発表した。

ポンペオ氏は記者会見で、首脳会談をめぐってはトランプ、金正恩両氏の決断を見守るとの立場を強調しつつも、2日にわたる金英哲氏との会談や、板門店(パンムンジョム)、シンガポールで開かれている米朝の実務者協議を通じて、両国が首脳会談の実現に向けて、「正しい方向に進んでいると確信している」と語った。

 その一方で、「やるべき仕事が多く残っている」との認識も示した。首脳会談をめぐっては日本や韓国の安全保障上の懸念に配慮し、両国が同意できる内容で合意すると確約した。

 トランプ氏は31日、ロイター通信のインタビューで、金英哲氏をホワイトハウスに迎えることについて、「親書を読み、(会談の実現を目指す)6月12日に進展が図られることを楽しみにしている」と語った。また、金正恩氏も米国との交渉を望んでいるとの認識を示した。

 ただ、トランプ氏は「迅速に完全な非核化をすることが望ましい」としながらも、金正恩氏との会談が1回で終わらず、非核化の手順などをめぐり会談を重ねる可能性に言及した。







【感想】

米政府の思わくに沿って進行しているようだ。中距離ミサイルも全廃棄すれば、日本も同意できる。迅速で段階的な非核化を、核爆弾の国外搬出やIAEA査察の受け入れで実現すれば折り合いは付く。体制保証に関しては、約束を守っている限り、先制核攻撃は行わないとすれば良いだろう。中国の介入には、米中貿易戦争で牽制し、ロシアに対してはシリア問題と抱き合わせで話し合えば大丈夫だ。この調子ならば平和裏に北朝鮮の核問題が解決できそうで嬉しい限りです。ただ少しだけ気になる点もある。まず、金正恩独裁体制が健在な状況で拉致解決は大丈夫だろうか。また、天に対して空前の大罪を犯した韓氏オモニと家庭連合が存在する朝鮮半島が無事で済むだろうか。そして、亨進二代王様から、絶対に核を捨てないと言われた金正恩は核爆弾を隠し持たないだろうか。





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