北朝鮮が非核化を偽装すると破滅を早める

北朝鮮が濃縮ウラン増産か 「米国をだまそうとしているのは明白」米テレビ報道

激動・朝鮮半島

http://www.sankei.com/smp/world/news/180630/wor1806300018-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】米NBCテレビは6月29日、複数の米情報機関による分析として、北朝鮮がこの数カ月間、複数の秘密施設で核兵器製造の材料である濃縮ウランを増産していると伝えた。

トランプ大統領は6月12日の米朝首脳会談北朝鮮と「朝鮮半島の非核化」で合意したのを受け、「北朝鮮の核の脅威は消えた」と表明。しかし、複数の米当局者はNBCに、中央情報局(CIA)など複数の米情報機関は、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)体制が自国の核戦力を「生き残りに必須」として死守する一方で、トランプ政権から譲歩を搾り取ろうとしているとの見方をとっていると指摘した。

 また、一連の分析に関し説明を受けた当局者は「北朝鮮核兵器弾道ミサイル保有量を減らしたり、製造を停止したりした証拠は全くない」とした上で「北朝鮮が米国をだまそうとしているのは明白だ」と強調した。

 米国はここ数年、北朝鮮に対する情報活動を強化し、寧辺(ニョンビョン)の核施設のほかにウラン濃縮施設が少なくとも1つ存在することを把握したとされるが、北朝鮮は存在を公表していない。







【感想】

米朝首脳会談で自信を深めた金正恩は、1週間後に習近平と会談して「経済制裁が苦痛なので、早く解除して欲しい」と泣き付いた。


一方、米国の複数メディアは「米国情報機関は北朝鮮が非核化で米国を騙そうとしている」証拠を掴んだと報道した。


金正恩核兵器を手放すと内部崩壊して体制を維持できないと見ている。そのため、アメリカには非核化を約束し、中国には制裁解除で泣き付き、自国民には方向性を示せない状態である。


もはや外交の体をなさない支離滅裂で、場当たり的な二枚舌外交をするしか打つ手がない。これを何ヶ月も許すほどボルトンは甘くない。


自己中心的な独裁者は滅亡する。例えば、イラクフセインは石油企業の民営化を拒否したため、グローバリストから大量破壊兵器疑惑の因縁をつけられて破滅した。リビアカダフィは米国の要求通りに非核化したが、自国民の怨みにより数年後に惨殺された。


逆に、国民のために生きる統治者は守られる。例えば、昭和天皇終戦後にマッカーサーに会った際「自分はどうなっても構わないので国民に食糧を与えてください」と申し出た。この名君が侵略戦争を起こすはずはなく、この名君の元で日本は戦後復興を成し遂げ、高度経済成長を果たした。


もし、金正恩に生き延びる道があるとすれば、まず約束通りに非核化すること。そして、既に手遅れかもしれないが、自国民と和解する努力をすることだと思う。




by ロード



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