日中首脳会談を無難にこなした安倍総理

安倍首相、10月訪中へ 習氏、拉致問題で日本支持

http://www.sankei.com/smp/world/news/180912/wor1809120019-s1.html

ウラジオストク=田北真樹子】ロシア極東ウラジオストクを訪問中の安倍晋三首相は12日(日本時間同)、中国の習近平国家主席と会談した。両首脳は、日中平和友好条約締結40周年を迎える今年は関係を前進させる好機として、10月中旬の安倍首相訪中へ調整を進めることで一致した。また、朝鮮半島の非核化の実現は共通の目標であるとして、緊密に連携することを確認。習氏は「拉致問題を含む北朝鮮に対する日本の関心、立場を理解し、支持する」と表明した。

首相は会談後、記者団に「両首脳の往来によって(日中)両国関係を新たな段階に押し上げていくことで、北東アジアの平和と繁栄の礎を築き上げていきたい」と語った。

 安倍首相と習氏の会談は、両国関係を改善させることで一致したベトナムでの昨年11月以来、7回目。今年5月には李克強首相が中国首相として8年ぶりに来日し、安倍首相の年内訪中を招請していた。今回の会談では首相が習氏の訪日を重ねて呼びかけ、習氏は「留意する」と応じた。

 会談では、第三国での民間の経済協力の推進や、知的財産に関する対話を深めることで一致した。首相から中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」への言及はなかったものの、中国外務省は、習氏が会談で「一帯一路」が日中間の協力を深化させる上での「実験場」になるとの考え方を示したと説明した。

 一方、首相は尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺での中国公船による領海侵入が続いていることを取り上げた。両首脳は東シナ海を「平和、協力、友好の海」とするよう努力することも確認した。ただ習氏は、両国が政治的基盤を固める必要があるとした上で「特に日本は歴史や台湾などのデリケートな問題を適切に処理しなければならない」と述べた。







【感想】

安倍首相は日中首脳会談の前にトランプ大統領と綿密に打ち合わせていると思われる。米中が貿易で対立している時に、日本が一帯一路への協力や通貨スワップへの言及など口にすれば、アメリカへの裏切り行為ともなり得る。習近平拉致問題支持は単なるリップサービスだ。安倍首相が尖閣周辺での中国船の領海侵犯を伝えることができ良かった。財界は、今後の中国への投資がチャンスよりもリスクとなると認識すべきだ。もし、来月、訪中となれば、安倍首相が訪問していない主要国は韓国だけとなる。従北の文在寅政権では、対韓外交を慎重とせざるを得ない。





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