アメリカ・ファーストの背景の解説

【秋の特別対談】馬渕睦夫氏と語る[桜H30/10/6]
その2





開始後31分〜36分

【内容】

トランプ大統領は、アメリカ・ファーストと共に各国ファーストも主張し主権国家を重視している。それに対し、ディープステイトは国家を重視していない。それは、ディアスポラ(離散)ユダヤ人のユダヤ思想に基づいて、ウォール街ユダヤ人がグローバリズムで世界を統一しようとしてきた。トランプ大統領は、グローバルユダヤ(世界中に移り住んだユダヤ人)よりもナショナルユダヤイスラエル国家の領土に住み着いたユダヤ人)による国家としてのイスラエルを大切にしている。2020年には、離散ユダヤ人の数よりもイスラエルユダヤ人の数の方が多くなるため、ユダヤ社会における中心はイスラエルになる。今までは国家を持たない発想でグローバリズムが推進され、ピープルが損をしてきた。これから、各国は自国民を大切にする国家になるべきだ。北朝鮮も中国もイランも自国民のためになっておらず、各国ファーストではないので潰していくのがトランプ大統領の一貫した姿勢である。アメリカ・ファーストと各国ファーストは表裏一体なので、各国ファーストになっていなければアメリカ・ファーストもできないと考えている。





【感想】

各国ファーストでない独裁国家がミサイルを撃ち込んだり、不正が当たり前となっている詐欺国家が勝手に公海を自国の領海だと主張されては、当然アメリカ・ファーストは実現できない。その意味で、アメリカ・ファーストと各国ファーストは表裏一体である。ところで、グローバリズムでは、国家を軽視する一握りの支配層が大衆を抑圧する。それから、摂理は既に王と王妃の時代に突入している。トランプ大統領の唱えるアメリカ・ファーストは、グローバリズムに対抗するナショナリズムの決めゼリフであるが、アメリカの部分は別の国名に替えることも別の組織名に替えることも可能であり、真意は、為に生きる精神である。アメリカ・ファーストは、グローバリズムの害毒が蔓延する現状の世界から、理想世界の天一国に移行するための中継点を目指す、最適の方法論でありスローガンになっている。換言すれば、17世紀より植民地争奪戦を通過してグローバリズムが浸透し、国際システムの心霊基準は低下した。その現状をアメリカ・ファーストにより、1648年のウェストファリア条約のレベルまで戻そうとする復古運動である。ウェストファリア条約では、主権国家体制を尊重し、内政不干渉の原則が確立し、神聖ローマ皇帝の発言権が抑制されて、国際システムの基礎が出来上がった。




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