アメリカとロシアの駆け引き合戦

ウクライナ艦船は重装備 航行通告せずとロシア

https://www.sankei.com/smp/world/news/181208/wor1812080027-s1.html

ウクライナ南部クリミア半島周辺の海域で、同国軍艦船がロシア警備艇に銃撃、拿捕された事件で、ロシア連邦保安局(FSB)は8日記者会見し、ウクライナ艦船が通常の量を超える規模の兵器や弾薬を載せた重装備だったと発表した。
 また、ウクライナ政府の主張と異なり、艦船はクリミア半島脇のケルチ海峡の航行をロシア当局に通告していなかったとしている。

 FSBによると、拘束されているのはウクライナ艦船の乗員22人とウクライナ保安局員2人で、この2人が艦船の行動を指揮していたという。
乗員ら3人が負傷したが、けがは銃弾によるものではなく、ガラスの破片などによるという。
 ウクライナ政府は拘束されている24人を「戦争捕虜」だと主張しているが、FSBは「彼らは領海侵犯という刑事事件の容疑者だ」との見解を示した。(共同)





【感想】

トランプ大統領は、アメリカの船でもないウクライナの艦船がロシアの警備艇に拿捕された事件を理由として、事務方で煮詰まっていたG20での米露首脳会談を中止した。ネオコンは、クリミア危機でプーチン失脚を狙い、ロシアゲートでトランプ弾劾を画策したが、成果は出なかった。しかし依然巨大な勢力を保持している。ロシアは、米国によるINF条約破棄を容認し、中国包囲網に片足踏み込んだ。トランプ大統領からすれば、G20でのメインは、米中首脳会談であり、日米印でアピールをしたので、交渉する内容が特にない米露首脳会談をボイコットして、対露強硬姿勢を演出した。そして、米軍は、ロシア極東沖で航行の自由作戦を実行することにより、仮に歯舞・色丹の返還が実現しても、米軍を忘れるなよと日露を牽制し釘を刺した。




by ロード



クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村