レーダー照射事件は引導を渡し得る

【主張】照射動画の公表 動かぬ証拠認め謝罪せよ

https://www.sankei.com/smp/column/news/181229/clm1812290001-s1.html

改めて言う。
 韓国の政府と海軍は過ちを正直に認めて責任者を処分し、日本に謝罪すべきである。
 韓国海軍の駆逐艦日本海で、海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制用レーダーを照射した問題をうやむやに終わらせることはできない。

 防衛省が28日、P1が当時撮影した関連動画をホームページで公開し、韓国大使館にも提供した。新型機のP1が警戒監視活動に当たっている動画を示すのは異例だ。照射を頑(かたく)なに認めない韓国に業を煮やし、具体的な証拠を世界に発信した。
映像には、韓国駆逐艦から火器管制用レーダーを照射され、無線で照射の理由を質(ただ)す様子や、韓国艦の近くに、救助されているとみられる北朝鮮船が映っていた。
 照射の事実は歴然としている。韓国側は当初、遭難した北朝鮮船を捜索するためレーダーを用いたと説明したが、動画からは北朝鮮船発見後の照射だと分かる。
 韓国はその後、レーダーの使用自体を否定した。火器管制用レーダー使用を否定しようと、ウソを重ねているということだ。

27日の日韓防衛当局のテレビ協議で、日本はこの映像を韓国側に示した。それでも韓国はしらを切った。事実を認めないのだから再発防止策を講ずるはずもない。このままでは自衛隊員の安全は脅かされ続けることになる。
 北朝鮮をにらんだ、日米韓による安全保障協力は重要だが、問題を棚上げして実効性ある協力はできない。不実な相手の行動や情報を、どう信用せよというのか。
 火器管制用レーダーの照射は、ミサイルなどで攻撃するための準備行為だ。極めて危険で、不測の事態を招きかねない。
 中国海軍のフリゲート艦が平成25年1月に、尖閣諸島沖で海自護衛艦などに火器管制用レーダーを照射した。日本は抗議したが中国は捜索用レーダーだったと虚偽の主張をして非を認めなかった。

 韓国は、日本に対する敵対的行為を中国と競うつもりか。
 日韓防衛当局の協議は継続されるという。韓国国防省は日本の「誤解を解く」協議と位置づけているが、事実に基づく立場をとる日本は誤解などしていない。
 韓国がとるべきは、ありもしない「誤解」を解くことではない。潔く非を認め、日本人の韓国への不信の念を解くことである。







【感想】

70年以上前の、いわゆる従軍慰安婦や徴用工でも何度も煮え湯を飲まされてきた。しかし、今回のレーダー照射事件は、今月の出来事であり、動かぬ証拠があり、嘘の言い訳の記録も残っており、安全保障上の問題という点で極めて重大である。上記の記事の最後で述べられている通り、「韓国がとるべきは、ありもしない「誤解」を解くことではない。潔く非を認め、日本人の韓国への不信の念を解くことである。」という主張に同意する。すなはち、公式的に謝罪することである。データ公表は安倍首相が決断し、大多数の国民は賛同しているので、うやむやに終わらせることはない。そして、二国間だけではなく、アメリカも中国も北朝鮮も成り行きを注視している。韓国は、対応を誤ると亡国の道を早めることになる。





by ロード




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