習近平の軍事闘争準備指示に対する青山解説

米中、軍事緊張拡大も 中国は圧力警戒 習近平氏「軍事闘争準備を」

https://www.sankei.com/smp/world/news/190104/wor1901040019-s1.html

 【北京=西見由章】昨年末のマティス米国防長官の辞任を受け、トランプ米政権が軍事的な対中圧力を強化するとの警戒感が中国メディアの間で広がっている。人民解放軍に強硬な態度をとるよう促す声まで出ており、南シナ海や台湾周辺で今後、両軍の緊張が高まる可能性もある。

 中国の最高軍事機関、中央軍事委員会は4日、軍事工作会議を開き、習近平主席(国家主席)が「新たなスタート地点に立って軍事闘争の準備を行え」と訓示。「予測可能・不可能な危険と困難が増している」と危機感を示しか。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は4日付の社説で「米国による軍事的挑発の増加を警戒せよ」と呼びかけた。シャナハン米国防長官代行が米軍幹部らとの初会合で国防政策の優先課題を「中国、中国、中国だ」と強調したことに言及し、昨年通商分野で対中強硬姿勢を強めた米国が今後は軍事分野で圧力をかけるとの見方を示した。

 社説は米軍の南シナ海での「航行の自由」作戦の増加や台湾海峡への軍艦派遣などを予測。対抗措置として今年の建国70周年パレードで、米本土に届く大陸間弾道ミサイルICBM)の東風(DF)41など「抑止力の切り札」を公開すべきだと訴えた。海上軍事演習も増強し「台湾の軍事施設への攻撃計画」などを制定、公表すべきだとした。

 習氏は2日、台湾に「一国二制度」の受け入れを迫った演説で、米国を念頭に「外部勢力の干渉」や「台独(台湾独立)分子」には武力行使を辞さない考えを示した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は4日、「中国軍は今後(台湾周辺で)より多くの巡視活動と演習を行い、米国の圧力に対してより強く反応するだろう」との軍事専門家の見方を伝えた。







【感想】

記事内容から受ける印象とは真逆の解説を青山繁晴議員は、虎ノ門ニュースで主張していた。すなはち、宇宙戦争を除外すれば、中国人民解放軍アメリカ軍に歯が立たない。米中貿易戦争でも敗色濃厚であり、その状況がネットから漏れ伝わるようになった。そこで習近平は、軍事闘争準備の指示を国内向けにアピールしたが、決してアメリカを牽制する意図はない。中国は、相手が強いアメリカだと譲歩を重ねるが、相手が日本など弱い場合には横柄な行動をとる。かつて使い物にならなくなった艦船を事故を装って沖ノ鳥島に乗り上げて上陸する侵略計画さえ立てていた。中国の軍事的冒険を防ぐには強いアメリカは必須である。次期国防長官、シリア撤収、米韓同盟見直しなど米軍の動きから目が離せない。米軍は世界のどこで戦争しても圧勝すると思われるが、戦後処理で国力を消耗するため、戦争をしない問題解決法が望ましい。





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