ルペン氏、黄色いベストの抗議デモを支持

仏極右 EU議会選に向け始動 比例首位に23歳擁立

https://www.sankei.com/smp/world/news/190114/wor1901140008-s1.html

【パリ=三井美奈】フランスの極右「国民連合」は13日、パリで党大会を開き、5月の欧州連合(EU)欧州議会選に向けた選挙戦をスタートした。ルペン党首は演説で、「国家重視か、グローバル化か」が問われていると述べ、EUに懐疑的な各国のポピュリズム大衆迎合主義)勢力との連携を訴えた。
 同党の比例名簿の1位には、同党の地方議員、ジョルダン・バルデラ氏(23)が指名された。同氏は、イスラム系住民が多いパリ郊外セーヌサンドニ県を拠点としており、移民対策の強化を訴えている。党は同氏起用で、若い有権者に政策をアピールする狙いとみられる。

ルペン党首は、イタリアで移民排斥を進めるサルビーニ内相の与党「同盟」について「われわれの友人だ」と述べ、関係緊密化を図る姿勢を示した。また、フランスで広がる「黄色いベスト」の抗議デモを支援し、選挙は「マクロン大統領を倒すための闘いだ」と位置づけた。
 昨年12月の支持率調査で国民連合は24%。大統領与党「共和国前進」など中道勢力の19%を上回り、首位に立つ。国民連合は昨年、国民戦線から改名した。







【感想】

草莽崛起の黄色いベストを着た抗議デモは、一握りの特権階級グローバリストに対する庶民の叫びである。マクロンが100年後のエネルギー問題を心配する時、一般大衆は月末の引き落しの心配をしている。大統領選挙に出たルペン氏が支持する抗議デモは、国民から60%の支持率を得ている。メデイアの印象操作で、グローバリストから送り込まれた過激な移民暴徒による暴動により、不当デモのレッテル貼りをされそうな面もあるが、現実的にデモ参加者は増加して、沈静化する気配はない。マクロンによる国民討論会が解決の糸口となるか不透明である。デモに参加する者が、国家を重視し、EUに懐疑的な勢力となり、マクロン打倒で結集し、その流れが周辺国にも伝われば、グローバリストに操られた「アラブの春」とは逆に、グローバリストを打倒する「ヨーロッパの春」となる可能性もある。




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