世界同時多発混乱時代

NY株反落、22ドル安 米中貿易摩擦を懸念

https://www.sankei.com/smp/world/news/190125/wor1901250006-s1.html

24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅反落し、前日比22・38ドル安の2万4553・24ドルで取引を終えた。米中貿易摩擦に対する懸念が相場の重しとなった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は47・69ポイント高の7073・46と続伸した。
 ロス米商務長官が24日、米中の貿易問題について解決にはほど遠いとの見解を示したことで、米中協議に対する警戒感が高まり、ダウ平均は売り注文が先行。一方、半導体関連のザイリンクスなどが23日発表した決算内容が好感されたことで、半導体インテルが上昇し、プラス圏に浮上する場面もあった。(共同)








【感想】

米中貿易戦争で与えられた90日間の猶予も半ばを過ぎた。中国の経済指標に明るい兆しはない。自動車販売は不振で企業倒産は増えている。ところが、意外なことに中国からの対米輸出は拡大している。ただし、ハイテクなどの関税対象項目では前年比3割減となり、アメリカからの対中輸出は減っているため、中国の貿易黒字とアメリカの貿易赤字は増加している。貿易戦争を仕掛けた目的は、貿易赤字を減らすだけではなく、安全保障の問題であり、次世代通信覇権争いであった。アメリカは、カナダに孟晩舟の引き渡しを要請し、台湾海峡で航行の自由作戦を実行した。こうした対中強硬姿勢を見れば、3月から関税を25%に引き上げる可能性はあり、そうなれば景気は冷え込む。ただし、トランプ大統領の公約では、関税は45%であった。国内では連邦政府機関の閉鎖解消を巡り民主党とガチンコ対決となり、二正面作戦を取らざるを得ない。米朝首脳会談ブレグジット・日韓レーザー問題・シリア問題などが大きなニュースと映らないほど、同時多発的に大混乱となっている。





by ロード




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