米中貿易協議の第1ラウンド終了が近づく

米中貿易協議、5月下旬の署名目指す 米紙報道

https://www.sankei.com/smp/world/news/190418/wor1904180007-s1.html

【ワシントン=塩原永久】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は17日、米中両国が貿易協議を決着させる署名式を、5月下旬から6月上旬に開催することを目指していると報じた。閣僚級協議を今月の最終週から再開。2週連続で閣僚折衝を開き、詰めの調整を急ぐという。

 同紙によると、両国政府が暫定的に組んだ協議日程は、今月29日に始まる週に米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が北京を訪問。ムニューシン財務長官も同行する。翌週の5月6日に始まる週には中国の劉鶴副首相がワシントンを訪れる。

双方が主要争点で妥結すれば、その後の数週間で合意文書の文言の調整や法的チェックを終え、早ければ5月下旬に、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による調印式を開く段取りを想定しているという。

 米中は今月初めまで2週連続で閣僚協議を開いた。トランプ氏は今月4日、中国と合意に達するかどうかは「あと4週間程度で分かるだろう」と述べていた。ただ、米国が中国産品に課した追加関税を一部維持するとも主張しており、すべての関税撤廃を求める中国側との対立点が残っている。









【感想】

米中貿易協議が一見、決着に向けて進んでいるように見える。中国は孫子の兵法の国であり、如何に戦わずに騙して勝つかに長けており、この2000年間の中で1700年間は世界の覇権国であった自負も劉鶴の深層心理にはあると思う。とりあえず、表面的で一時的で象徴的には合意でき、調印となれば、1ラウンドが終了し2ラウンド開始まで小休止となる。合意事項に違反した場合の罰則規定が気になるが、ライトハイザーなので抜かりはないはずだが、ライトハイザーとトランプ大統領で緊密な連携が取れているか不安は残る。その後、向きを変えて、日本との交渉の締め付けが厳しくなる。日本は令和の新時代を迎え国民感覚や社会環境がリセットされる。新時代の幕開けに、3ケ月連続で日米首脳会談が行われる。たとえリップサービスでも日中関係は正常化したと表明することは国益に反する。あくまでも日本はアメリカと同じ立ち位置で中国に向き合うと表明すべきである。






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