台湾総統選で三つ巴の熱い戦い

鴻海の郭会長が台湾・総統選に出馬表明

https://www.sankei.com/smp/world/news/190417/wor1904170031-s1.html

台北=田中靖人】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(かく・たいめい)会長(68)は17日、2020年1月の総統選に野党、中国国民党から出馬すると表明した。同党の予備選に立候補する。郭氏に政治経験はないものの、同社を一代でEMS(電子機器受託製造)の世界最大手に育てた豪腕企業家で、経済を重視する党員層から一定の支持を得られそうだ。

 郭氏は鴻海のシャープ買収をリード。この日、台北の党本部で名誉党員証を授与された際に出馬表明し、「若者が希望を持てる環境をつくる」と述べた。

国民党の予備選は他に朱立倫(しゅ・りつりん)元主席(57)、王金平(おう・きんぺい)前立法院長(78)が出馬を表明している。








【感想】

来年の台湾総統選が熱い。現職の蔡英文氏、与党民主進歩党から出馬する台湾独立派の頼清徳氏に加え、シャープの親会社鴻海(ホンハイ)の郭台銘氏が野党国民党から出馬する。台湾マスコミは、親中派馬英九時代は経済が好調であったが、蔡英文時代は対中強硬路線が仇となり経済を失速させたと批判的である。外省人2世の郭台銘氏は親中で鴻海を成長させたが、トランプ大統領が登場するとアメリカ寄りに方針転換した。台湾は民進党と国民党の支持者が其々3割で無党派層が4割いる。独立派でも親中派でもない第三極を狙って時間を掛けて政界進出を準備してきた節がある。ビジネスマン出身のトランプ大統領のように、郭台銘氏が台湾総統となるか注目が集まる。朝鮮半島が不安定なので、台湾の重要度はより高くなる。






by ロード





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