麻生節全開から吉田語録を思い出す

中国「サラ金と同じ」 麻生氏、途上国投資を批判

https://www.sankei.com/smp/politics/news/190502/plt1905020012-s1.html

麻生太郎財務相は2日、訪問先のフィジー・ナンディで中国の劉昆財政相と会談し、途上国に対する中国の過剰な投融資に苦言を呈した。会談後の記者会見では、返済の滞った途上国がインフラを中国に明け渡していることについて「サラ金消費者金融)の多重債務と同じだ」と批判した。

 中国のインフラ投資では途上国が「債務のわな」に陥ると指摘され、スリランカでは南部ハンバントータ港の運営権を中国側が99年間握ることになった。麻生氏は同港を引き合いに「(途上国は)常識はあっても知識がない。うまい話に乗せられ、後で気が付いたら、えらい高い金利で返せなくなったりする」と会見で述べた。

中国がアジア開発銀行の支援から「卒業」する道筋を早くつけるよう、劉氏に求めたことも会見で明かし「(国際的に)中国はお金を貸す側の立場。都合の良い時に(借り手の)途上国の顔をするのはだめだ」と語った。(共同)








【感想】

麻生節全開である。日米安保改定を成し遂げた岸信介の孫である安倍晋三が活躍しているように、サンフランシスコ講和条約で主権回復を果たした吉田茂の孫である麻生太郎も健在であり、アジア開発銀行に対中国融資の縮小を求めた。そして、吉田語録だけで本ができる。「占領軍に早く引き上げてもらいたい、GHQ (General Head Quarters) は “Go Home Quickly” の略語だ」、マッカーサーから「日本の統計はいい加減で困る」と責められ「もし日本の統計が正確だったらむちゃな戦争などしてませんよ」と切り返した。外国人記者から、元気な様子を褒められると、「元気そうなのは外見だけです。頭と根性は生まれつきよくないし、口はうまいもの以外受け付けず、耳の方は都合の悪いことは一切聞こえません」と応じた。健康法の秘訣を尋ねられると 「君たちとは食い物が違う、俺は、人を食っているのさ」、居留守がばれた時「本人がいないと言っているのだから、それ以上確かなことはないだろう」と言い訳した。苦しい時代を切り開く不屈の精神力を持つ骨のある政治家だった。





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