アメリカ、中東地域に空母打撃群を派遣

米、中東に空母打撃群派遣 イラン軍に攻撃準備の兆候

https://www.sankei.com/smp/world/news/190507/wor1905070011-s1.html

【ワシントン=住井亨介】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は5日、原子力空母エーブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群と米空軍の爆撃機部隊を中東地域に派遣すると発表した。ボルトン氏は声明で派遣を「(事態が)悪化する多くの兆候と警告に対応するもの」とし、AP通信は6日、米国防総省当局者の話として、イラン軍やイランが支援する武装勢力による米軍などへの攻撃準備が見受けられたためと報じた。

声明は、派遣理由を「米国と同盟国の権益に対する攻撃には容赦なく実力を行使するという、明確で間違えようのないメッセージをイランに送るため」と説明。「米国はイランとの戦争を望んでいない」としつつも、「代理勢力や(最高指導者直属の)革命防衛隊、通常のイラン軍によるいかなる攻撃にも対応する万全の準備をしている」と強調した。

 欧州歴訪中のポンペオ米国務長官は6日、記者団に対し、イランが支援するレバノンイスラムシーア派民兵組織ヒズボラなどによる攻撃について、「イラン指導部に直接責任があるとみなす」と述べた。









【感想】

イラン産原油の全面禁輸はイラン経済に大きなダメージを与える。たとえ抜け駆けできたとしても十分な量とはならず、相手国も制裁を受けるリスクがある。トランプ政権は、不満が蓄積したイランによる、軍事的挑発の予防措置として、空母打撃群を派遣した。イランが支援するレバノン武装組織ヒズボラへの関与は正当性がなく、地域を不安定にし、混乱を招いているだけである。また、アメリカがイラン核合意から離脱したことに当てつけて、核施設を再稼働しようとしている。先月、トランプ政権は、イラン革命防衛隊をテロ組織に指定した。これに対してイランも、中東を担当するアメリカ中央軍をテロ組織と指定した。イラン軍はシリア・レバノン・イエメンなど中東各国に派兵している。仮に、原油全面禁輸に、イランが軍事挑発をし、対抗上、米軍が空爆すると、イランがイスラエル攻撃に踏み切る可能性がある。そうなると、中東全域が緊張状態に陥る。





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