メイ氏、任期中のブレグジット実現を断念

6月に辞任時期提示へ、メイ英首相 ジョンソン前外相が党首選出馬表明

https://www.sankei.com/smp/world/news/190517/wor1905170003-s1.html

【ロンドン=板東和正】メイ英首相が6月に与党・保守党党首と首相職の具体的な辞任時期を提示する見通しとなったことが、16日わかった。同党幹部が同日、報道陣に明らかにした。

 メイ政権はEU(欧州連合)離脱をめぐり、自身がEUと合意した離脱協定案の議会採決を6月3日の週に行う予定。メイ氏は同党幹部と、6月の採決後に次期党首選の日程を決めることで合意したという。

 メイ氏は3月、EUから円満に離脱するために、協定案を最終的に可決すれば辞任すると表明していた。ただ、可決されていない現時点で辞任時期については言及していなかった。

一方、保守党内では次期党首選をにらんだ動きが活発化してきた。英BBC放送によると、16日にはジョンソン前外相が英国内のイベントで党首選に出馬する意向を表明した。








【感想】

6月3日に、離脱協定案の議会採決をしても、すんなり決まるとは思えない。ここで決まるなら、半年前に既に決まっているはずだ。むしろ、合意なき離脱をするかの採決をした方が分かりやすい。メイ氏としても、次期党首選の日程を決めて辞任するので、G20が最後の花道となる。結局、ロンドン・シティーを中心とするグローバリストは、イギリスのEU離脱に抗っており、国民投票で示された民意を具現化するだけの指導力がメイ氏にはなかった。北アイルランド国境での物流問題は、些細な問題であり、とにかく、一旦、国境を封鎖し、段階的に国境チェックを開始すれば良い。このまま、グズグズしていて離脱できなくなる方が、長期的な観点からはデメリットが大きい。





by ロード




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