GDP速報値、閣僚と経済評論家による真逆の分析

GDP2四半期連続プラスに麻生財務相「悪くはない」

https://www.sankei.com/smp/economy/news/190521/ecn1905210043-s1.html

麻生太郎財務相は21日の閣議後記者会見で、平成31年1~3月期の実質GDP速報値が2四半期連続のプラス成長となったことについて、「悪くはない」としながらも「輸出より輸入が減っている分だけ、GDPの形としては良くなっている面もある」と述べた。

 ただ、10月の消費税率引き上げについて問われると「日本は雇用も企業収益も明らかに高水準を維持しているので、ファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしたものが続いている」と述べ、従来と同じ見解を示した。








【感想】

麻生財務相は、消費増税を推進する財務省を代表する立場なので、上記のように発言せざるを得ない。長谷川幸洋氏や田中秀臣氏は、内需が悪過ぎて、外から買う必要性が下がり、輸出の下落に比べ輸入が大幅に減少したことで、外に出て行くお金も少なくなり、数字計算マジックでGDP速報値がプラスになったと言っていた。民間企業の活力は腰折れし、公共投資に偏った状況で支えている。企業は販売不振で在庫が増え、在庫は帳簿上で資産でも、確実に企業体力は弱体化する。実態経済は惨憺たる状態にも関わらず、「内需は堅調なので消費増税は予定通り実施する」と発言する複数の閣僚がおり困りものだ。今後、月例経済報告や日銀短観に注目が集まる。その頃に安倍首相が運命の決断を下すと思う。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村