北朝鮮ミサイル発射の背景と狙い

北がまた短距離弾道ミサイル2発発射、米韓演習揺さぶり

https://www.sankei.com/smp/world/news/190731/wor1907310004-s1.html

【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日午前5時6分と27分(日本時間同)ごろ、東部の元山葛麻(ウォンサンカルマ)付近から東北方向の日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにした。高度約30キロで、約250キロ飛行したと推定。防衛省は、日本の排他的経済水域EEZ)への飛来は確認されていないとしている。

 北朝鮮は25日にも近くの虎島(ホド)半島付近から新型短距離弾道ミサイル2発を日本海に発射し、いずれも約600キロ飛行した。今回も同種の可能性はあるが、前回に比べて高度の低さなど違いが確認されており、韓国軍が別種の可能性も視野に分析を進めている。

韓国軍は「北朝鮮の相次ぐミサイル発射は、朝鮮半島の緊張緩和の努力には助けにならず、こうした行為の中断を促す」とした。

 25日の発射では、北朝鮮は翌26日に国営メディアを通じ、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が「新型戦術誘導兵器」の発射を視察したと報じ、先端攻撃型兵器を搬入して軍事演習を強行しようとする韓国軍への「武力示威」だと警告した。

 発射後も韓国政府は8月5日に開始予定の米韓合同軍事演習を見直す考えがないことを明らかにしており、北朝鮮はさらに揺さぶりをかけて演習を中止や変更に追い込む狙いとみられる。トランプ米大統領が短距離弾道ミサイル発射を問題視しない立場を示したのも影響したもようだ。

 前回の2発について、金氏は「低高度・滑空跳躍型の飛行軌道を確認できた」と指摘。迎撃を回避する特殊な軌道を取るロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をモデルに開発したとの見方が有力で、韓国軍も実際に下降段階で再上昇するなどイスカンデルに似た飛行特性を確認した。

 韓国のミサイル防衛網にとって大きな脅威となる。





【感想】

マンネリ化しつつある北朝鮮のミサイル発射を改めて考察し、私見を述べる。最近の日韓対立は二国間問題に留まらず、周辺国からは、つけ込める隙と映り、北朝鮮のミサイル発射や中露による領空侵犯の遠因となっている。板門店での米朝首脳会談で雪解けムードが広がり、ディープステイト(DS)は危機感を持ち、北朝鮮に接近を図り、再び後ろ盾となった。数日後、北朝鮮は態度を豹変させ、アメリカ非難を始めた。そして7月25日と31日のミサイル発射に至った。ただし、トランプ大統領の非難はせず、ICBMの発射も封印し、早朝の発射で米国東部の夕方に合わせ、実質的に米政府の反応を1日遅れにさせた。DSは、朝鮮半島で挑発から小競り合い更には紛争を起こして米軍に介入させ、泥沼にトランプ大統領を引きずり込んで、最終的には再選阻止を狙っている。日本政府による輸出管理厳格化は当然の措置ではあるが、DSに操られた韓国の反日感情北朝鮮や中国に利用されかねない。文在寅の支持率が下がり、退陣すれば、半島情勢は好転するはずだが、現状を見る限り、簡単ではない。





by ロード




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