宇宙軍を皮切りに想いを巡らせて

国防総省が「宇宙統合軍」を発足 宇宙空間で中露に対抗

https://www.sankei.com/smp/world/news/190830/wor1908300011-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省は29日、宇宙空間での作戦行動を統括する「宇宙統合軍」(USSPACECOM)を発足させた。戦略軍やサイバー軍に続く11番目の統合軍に位置づけられ、将来的には陸海空軍と海兵隊沿岸警備隊に続く「第6の軍隊」である「宇宙軍」に昇格させる計画だ。宇宙統合軍の司令官にはレイモンド空軍大将が就任した。

 トランプ大統領は29日、ホワイトハウスで開かれた発足式典で「宇宙統合軍は、新たな戦闘領域である宇宙空間で米国の死活的権益を防衛する」と述べた上で、「宇宙での米国の優勢は疑問を呈されることも脅かされることもなくなる」と強調した。

式典では、地球を周回する衛星や国鳥の白頭鷲などをあしらった宇宙統合軍の旗も披露された。

 トランプ氏はまた、中国やロシアを念頭に、「米国の敵対勢力」が米軍の軍事作戦や米国民の生活に重要な役割を果たす米衛星を狙った新型の宇宙兵器を開発していると指摘。「宇宙で自由に作戦行動を展開することは、米国に向けて発射されたミサイルを探知し破壊するのに不可欠だ」と訴えた。

 国防総省傘下の国防情報局(DIA)が今年2月に発表した報告書によると、中国は地上発射型衛星破壊ミサイルを実戦配備済み。中国はまた、2020年に比較的低高度の軌道を周回する衛星を、20年代半ばからはより高高度の衛星を破壊できる地上発射型レーザー兵器を配備する可能性があるとしている。

 トランプ氏は今年2月、「宇宙軍」の創設に向けた大統領令に署名した。米議会はこれを受け、関連の予算を盛り込んだ20会計年度(19年10月~20年9月)の国防権限法案を審議中で、早ければ来年にも宇宙軍の実現に向けた具体的見通しが明らかになる。

 法案によれば宇宙軍は、海軍が海兵隊を管轄しているのと同様に、空軍の管轄下に置かれる形式となる見通しだ。








【感想】

人類は、鉄器を手にし、火薬を手にし、原爆を手にして戦争の形態を様変わりさせてきた。次に大規模な戦争が起きる時には、最初の1分間で大勢は決定付けられると言う。まず、偵察衛星通信衛星を破壊もしくは機能停止に追い込み目潰しにし、サイバースペースで大規模な攻撃を仕掛けてシステムを壊滅させる。その後に、火力兵器が襲い掛かる。この様に、現代戦において、宇宙軍・サイバー軍の位置付けは格段に向上した。同時に抑止力としての最後の砦、残存兵力について考察してみた。万一、宇宙戦争・サイバー戦争・核戦争が勃発しても生き残る確率が高い残存兵力は、SLBM搭載型原子力潜水艦である。地上司令部との通信が途絶えた場合の艦長・副艦長に掛かる重圧は想像を絶する。そして、メシアと二代王様が背負われた重圧は、更にその何倍にもなるであろうと容易に想像できる。





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