米中冷戦本格突入、互いにノーガードで激しい打ち合い

米、制裁関税4弾発動

https://www.sankei.com/smp/world/news/190901/wor1909010006-s1.html

トランプ米政権は1日午前0時1分(日本時間午後1時1分)、中国から輸入したテレビや衣料品、靴など約3200品目、1120億ドル(約11兆9000億円)分に追加関税15%を課す。制裁措置「第4弾」の一部。残りは12月15日に発動する。これに対し中国は、米国からの輸入品約750億ドル分に最大10%の追加関税を課す報復措置の一部を実施する構えだ。

 米中は制裁と報復の応酬が続く経済「冷戦」に本格突入した。世界経済の減速に拍車が掛かりそうだ。

第4弾は消費財が中心で、実施すれば中国から輸入するほぼ全ての品目が対象となる。年末商戦への悪影響を抑えようと、スマートフォンやノートパソコンなど計約1600億ドル規模への発動は12月に遅らせた。(共同)








【感想】

ディールの達人トランプ大統領が、ノーガード戦法でケンカを仕掛けたような凄みを感じる。アメリカにも痛みがあるため再選戦略への悪影響を懸念する声もあったが「打ってこい、ぶっ潰したる」と言わんばかりのド迫力である。「交渉の扉は、いつでも開いている」とは言ってもは、実質的には「白旗掲げて来たら、話ぐらいは聞いてやるよ」と言っているようなもので、とても対等な交渉にはなり得ない。ルーズベルト時代に対日全面石油禁輸したように、レーガン時代にSDI構想をぶち上げたように、アメリカが踏み込み、相手国はコーナーに追い詰められた。北戴河会議でも妙案は出なかったようだ。不安におののく習近平が、農産物と自動車に狙いを絞ってカウンターパンチを放った。ヒットしてトランプ大統領をひるませるか、空振りになり連打を浴びてマットに沈むか、手に汗握る展開になってきた。





【追伸】

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