今月は、香港デモから目が離せない

香港空港にバリケード 若者ら市民が連絡鉄道も妨害 中文大学に「香港民主の女神像」

https://www.sankei.com/smp/world/news/190901/wor1909010022-s1.html

【香港=藤本欣也】逃亡犯条例の改正問題をめぐり抗議活動が続く香港で1日、香港国際空港のターミナル施設の出入り口に若者たちがバリケードを築くなどして警官隊と対峙、空港業務に影響が出た。

 若者など市民たちは、市内と空港を結ぶ鉄道の線路に障害物を置いたり、駅構内の施設を破壊したりして、鉄道の運行を一時ストップさせた。周辺の道路にも障害物が設置され、空港に向かうバスも一時運行を停止。空港で働く職員や観光客らは、地下鉄の駅から1時間以上歩いて空港に向かった。

香港国際空港では8月12、13の両日、若者たちがロビーなどを占拠し、合わせて約1000便が欠航するなど混乱した。その後、裁判所は空港における指定場所以外でのデモを禁じる命令を出し、これまで業務に支障を来すようなデモは起きていなかった。

 香港警察の発表によると、8月31日、香港の繁華街など各地で起きた若者たちと警官隊との衝突で、60人以上が逮捕された。最年少は13歳で、火炎瓶を所持していたという。

 同日夜、香港島のビクトリア公園の近くで2人の警官が若者たちに襲撃され、空に向けて実弾を1発ずつ発砲したという。警察当局は「生命の危険を感じ、警告した上で発砲した」と正当化した。

 一方、香港中文大では1日までに、高さ4メートル、重さ100キロの「香港民主の女神像」が公開された。

 ヘルメットとゴーグル、防毒マスクを着用し、「光復香港 時代革命」(香港を取り戻せ、革命の時だ)と書かれた旗と傘を手にしている。

 1989年の天安門事件の際にも、中国の学生らは「民主の女神像」を北京の天安門広場に建て、民主化運動のシンボルとなった。








【感想】

逃亡犯条例の改正をキッカケに始まった香港デモは、出口の見えない混乱状態が続いている。当局側がデモを鎮圧するには、人民解放軍を派遣するか、ヤクザ部隊を投入するかの二択になるとの意見すらある。もし、香港デモが、台湾や中国本土に飛び火すると収拾がつかなくなり、共産党体制が維持できない。11日には香港で一帯一路サミット、10月1日には中国建国70周年で、そこまでには、香港デモを解決させる方針が北戴河会議で決まったとの情報もある。習近平は香港の騒動をデモではなく動乱とみなし、力づくでも抑え込もうとしている。ジョシュア・ウォン、アグネス・チョウの言葉からは、デモ隊も一歩も引かない決意が溢れている。特に今月は、闘いの最前線となっている香港から目が離せない。





by ロード




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