トランプ米政権、対北政策の見直し迫られる SLBMの脅威受け

トランプ米政権、対北政策の見直し迫られる SLBMの脅威受け

https://www.sankei.com/smp/world/news/191002/wor1910020024-s1.html

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる飛翔(ひしょう)体の発射を受け、対北朝鮮政策の練り直しを迫られる可能性がある。短距離ミサイル発射を「問題視しない」としたトランプ大統領の発言に、北朝鮮がつけ込んだ懸念も指摘されている。

 将来的に北朝鮮がSLBMを実用化すると、ICBMに続く戦略核兵器の運搬手段の確保を意味し、戦略原潜に、グアムや米本土が核攻撃の脅威にさらされる。短距離ミサイルと同じ対応では済まなくなる。

トランプ氏が先月解任した強硬派のボルトン大統領補佐官は9月30日、ワシントン市内での講演で、短距離ミサイル発射は「国連安全保障理事会の決議違反だ」と改めて指摘した。

 さらにボルトン氏は、トランプ氏による「違反を気にしない」との態度は、米国が国連の北朝鮮制裁圧力を徹底して履行する意思はないとのメッセージを送ったに等しいと批判した。

 トランプ氏はこれに先立つ9月24日、ニューヨークでの韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領との会談で、短距離ミサイルの扱いについて北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と「話し合ったことはない」と明かした。金氏が米国との約束を破っているわけではないと主張した形だ。

 トランプ政権は9月13日に北朝鮮ハッカー集団を制裁し、ボルトン氏の解任後も北朝鮮への厳然とした姿勢を見せているが、さらなる措置を打ち出せるかどうか、試されている。








【感想】

北朝鮮は、まだ潜水艦にSLBMを搭載できる技術はないが、水中の発射台から発射させる技術は獲得しており、着実に進歩させている。韓国の潜水艦技術と合体させると更に脅威は増加する。韓国保守系の数十万人デモに効果はあったが、今後さらに拡大して勢いを増せるかがポイントとなる。その前に、もしチョグクが検察改革をすれば、赤化統一の準備完了となる。金正恩は、ミサイルを乱射して、イランや香港に向けられていた世界の注目を朝鮮半島に戻して、制裁緩和を狙うが、それが上手く行かなければ、食料難のタイムリミットが迫っているため、軍事侵攻も選択肢として検討が始まる。このタイミングで再開される米朝実務者協議では、制裁以外にも、非核化・短距離ミサイル・SLBMなど安全保障上の課題も踏み込んだ議論がされる。金正恩としては、どのレベルの挑発・紛争で在韓米軍が動き出すのか探りを入れてくるはずである。他方中国は、半島有事になれば、同時に台湾侵攻する計画を立てていると思われる。10.14を越えた今月下旬が不気味である。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村