北朝鮮の突拍子もない主張から、徒然なるままに

北、「時間稼ぎ通じず」 年内の打開策を米国に要求

https://www.sankei.com/smp/world/news/191027/wor1910270004-s1.html

【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長は27日、談話を発表し、非核化を巡る米朝交渉について「米国が金正恩キム・ジョンウン)党委員長とトランプ大統領との親交関係に乗じて時間稼ぎをし、年末を無難に越そうとするのは愚かな妄想だ」と米国を牽制(けんせい)。交渉の膠着(こうちゃく)打開に向けた提案を年内に示すよう求めた。

 朝鮮中央通信が伝えたもので、金英哲氏は「米国は諸外国に国連制裁決議の履行を執拗(しつよう)に迫っており、国連総会で反共和国(北朝鮮)決議案を通過させるためにあらゆる方面から策動している」と強調。「米軍部好戦勢力はわが方を狙った核打撃訓練まで計画しているという」と非難した。

さらに、「何事にも限界がある」とし、「米国はわが方が講じた重大措置を自分たちの『外交的成果』と宣伝しているが、朝米関係では進展もなく、今すぐにも火と火が行き交いかねない交戦関係が続いている」と訴えた。現状のままでは新たな軍事挑発があると牽制し、米側に譲歩を迫ったかたちだ。

 金英哲氏は朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長の肩書で談話を発表。軍出身で金正恩氏の側近として対米交渉で重責を担っていたが、今年2月のベトナムハノイでの米朝首脳会談が決裂した後は第一線から退いたとみられていた。







【感想】

アメリカが時間稼ぎをし、愚かな妄想を抱いているとする北朝鮮の主張を荒唐無稽として一笑に付すことは簡単ではある。但し本年度の防衛白書で、始めて北朝鮮が「核兵器の小型化・弾頭化を実現させている」と認め、昨年までの、小型化・弾頭化を実現させた可能性があるとの表現から大きく踏み込んだ。いずれにせよ、核攻撃される脅威はもはや厳然と存在する。この様な現実を前提として、防衛・外交・広報を考える必要がある。北朝鮮は、キチガイでもバカでもなく、彼らのロジックの中では合理的に考え行動している。その目的は金王朝体制維持であり、そのためには、人権弾圧も嘘も欺瞞も正当化される。共産独裁体制と似て非なる体制が、日本の国体である天皇制と言える。仁徳天皇の民のかまどの逸話や昭和天皇終戦の御聖断は、胸を打つ君臣一体の境地である。天皇と国民の麗しい関係は、メシアと全人類の関係に通じる。即位礼正殿の儀で天皇は全国民から敬愛されていることを改めて確認できた。残念ながらお父様を受け入れている者は、まだ一握りである。この意味において、日本は世界に先駆けて一歩先を進んでいると言える。





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