中国、起訴の邦人9人全員に実刑

中国、伊藤忠社員に懲役3年 起訴の邦人9人全員に実刑

https://www.sankei.com/smp/world/news/191126/wor1911260015-s1.html

【北京=西見由章】中国広東省広州市中級人民法院(地裁)が先月、国家安全危害罪に問われた大手商社、伊藤忠商事の40代の男性社員に懲役3年の実刑判決を言い渡していたことが26日分かった。15万元(約230万円)の個人財産没収も命じた。日本政府関係者が明らかにした。

 中国当局は2015年以降、スパイ行為に関与したなどとして日本人の男女14人を拘束。このうち起訴された9人は全員、懲役15~3年の実刑判決を言い渡されたことになる。

男性社員は昨年2月、広州市の国家安全当局に拘束され、同6月に起訴された。判決は先月15日に言い渡されたが、起訴事実や具体的な判決内容は明らかにされていない。男性は上訴せず判決が確定したという。

 中国当局に拘束された邦人14人のうち、今月15日に「保釈」された北海道大の男性教授ら5人は解放され帰国した。一方、日本政府関係者によると、実刑判決を受けた9人はいずれも26日時点で帰国していない。うち7人は判決が確定したが、2人が上訴中という。








【感想】

邦人9人が実刑となった。裁判内容は非公開のため容疑の詳細は不明であるが、上告しないことで罪を認めさせ、恩赦を与える取り引きがあったと推測される。もしスパイ容疑なら、中国の場合は、どんな言い掛かりでもあり得る。スパイ防止法のない日本との落差は大きい。また、連日日本を見下すように尖閣周辺の接続水域を中国海警局の公船が航行している。それから、香港警察による暴力的取り締まりや新疆ウイグル自治区における人権弾圧もある。こうした状況の中で、もし習近平国賓待遇で迎え入れることになれば、日本は国家として上記内容を容認したと諸外国に認識される。これは国益に反するにも関わらず、自民党No2の二階幹事長は「国賓は当然」と属国宣言にも等しい、とんでもない開き直り発言をした。ウイグルでの虐待は、日本の古来からの精神である八紘一宇の理想に反する。そして、国賓とは天皇陛下がおもてなしをされることを意味する。日本の尊厳をないがしろにし、民主化を目指す民衆を抑圧し、人類史上最悪の民族浄化政策を押し進める中国の首席は、国賓に相応しくない。媚びへつらう必要はない。かつて聖徳太子が、強大な随に対して、一歩も引かず対等な立場を主張して、国書「日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや。」を送った気概と矜恃を思い起こすべきである。国賓取り止めにこそ大義がある。





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