ロシア選手団、東京五輪から除外へ

ロシア選手団、東京五輪・パラ除外へ WADA臨時常任理事会

https://www.sankei.com/smp/sports/news/191209/spo1912090033-s1.html

【パリ=小野田雄一】ロシアの組織的ドーピング問題で、世界反ドーピング機関(WADA)は9日、スイスのローザンヌで臨時常任理事会を開き、同国選手団を来年の東京五輪パラリンピックや各競技の世界選手権などの主要大会から4年間除外することを全会一致で決めた。英BBCなどが報じた。

 2018年平昌五輪と同様、厳しい基準をクリアし潔白を証明した選手のみ、個人資格での出場を認める。国旗の使用やロシアの政府関係者らの主要大会参加も4年間禁じるほか、大会の開催や招致もできない。

ロシアのドーピング検査データ改ざん疑惑を調査していたWADAのコンプライアンス審査委員会は11月25日、改ざん内容を「極めて深刻」と断定。ロシアの国としての東京五輪パラリンピックからの除外を勧告していた。タス通信が入手したWADAの内部報告書によると、少なくとも145選手のものに改ざんがあったと判断していた。

 処分は決定から21日以内にロシア反ドーピング機関(RUSADA)が異議を申し立てれば、判断はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に委ねられる。









【感想】

時代の移り変わりを考えさせられるニュースであった。先日、フィギュアGPファイナルで五輪女王のザギトワが惨敗してもロシアは表彰台を独占したが、彼女たちは、次回北京冬季五輪にロシア選手としての参加は認められず同情する。戦後ソ連は、共産主義の優位性を世界に示すため、オリンピック重視を国策とした。宇宙開発競争とオリンピックは冷戦時の国威発揚の最前線となった。もし、この時代に国家ぐるみのドーピングを見つけても、恐ろしくて公表できなかった。スポーツ大国の東ドイツ女子選手は、髭が生え声変わりしていて国家ぐるみのドーピング疑惑があった。その後、80年代の東西ボイコット合戦の後に、88年ソウル五輪ではボイコットはなく、象徴的に真の父母が世界中の国々をかき抱いたオリンピックとなった。2002年ワールドカップサッカーも、初の共同開催となり、父母の国に世界中の人々を招き入れた。今回のロシアによる組織的な検査データ改竄及び出場資格取り消し処分は、ソ連に比べてロシアの国際的な地位の低下を如実に示した。そして、反グローバリストのプーチン政権のイメージダウンを狙ったディープステイトの謀略かと勘繰ってしまう。





by ロード




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