転換点を振り返って

亨進二代王様は、パンザー会長とのインタビューの中で、ご自分のメシア観の移り変わりを証しされました。
「ある日幻を見ました。お父様のお顔が一万の太陽のように輝き、近づくことができません。同時に、お父様の体が監獄にあるのを見ました。お父様の霊人体がまた地獄にあるのです。つまり肉体は監獄にあり、その霊は地獄にあったのです。地獄では魔物たちがお父様を八つ裂きにしていました。そこでお父様は魔物たちに向かって『子供たちを解放する代わりに私の体を持って行け』と叫んでおられました。魔物たちはお父様の肉をむさぼり、お父様を抱えては引き裂いていました。」
「神様がこの啓示を与えられてから、お父様への見方、お父様との関係において完全な変化が起こりました。それまでお父様は、私にとって偉大な教師、偉大な指導者でした。メシア、救い主である意味が分からなかったのです。しかしこの啓示によって、お父様が救い主であられ、それなくしては誰も神様の前に正しきものとして立てないのだと悟りました。」

衝撃的な証しでした。亨進二代王様の心情世界には遠く及びませんが、初心を思い出して、自分自身の転換点を振り返ってみました。
1985年4月6日 高崎市 4days修練会の3日目、メシア論の講義でイエス様の霊が講師に乗り移ったかと思えるほどの緊迫感で十字架上のイエス様の心情を講師が叫んでいました。
「天のお父様、私の命が問題ではあません。あなたの4000年の苦労の歩みを無駄にしないよう、この滴る血を、どうぞ、再臨の基台として用いてください。」
そして、主の路程では、大同保安署の受難のとき死線を彷徨いながら、
「天のお父様、苦痛も死も何も怖れてはおりません。ただ、ここで死ぬことがあなたの願いではなかったはずです。どうか命だけはお救いください。命さえあれば、必ずやみ旨を成し遂げてさしあげます。」
自分の思いとは異なる異次元の感覚の中で、溢れるように涙が流れました。生涯を通して、この日よりも涙を流した日は、他にありません。

by ロード


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