自由を尊重すべし

昨日、名画「着衣のマハ」「裸のマハ」をサンクチュアリカテゴリーで載せましたが、眉をひそめる方もいらっしゃっただろうと思います。

公共言論においては、情報提供者の表現の自由を保護することは、その情報を害悪とみなしている人の権利を侵害し、公共の風紀を乱す場合があります。

では、誰が基準を決め、違反の判断をし、対策を実行すべきでしょうか。難しい課題です。

サウジアラビア人からすれば、着衣のマハですら、害悪情報となるでしょう。

では、人類の至宝であるミケランジェロダビデ像を扱う場合、腰にモザイクを掛けた写真とすべきなのでしょうか。芸術の冒瀆にはならないのでしょうか。

私の意見は次の通りです。「インターネットにおける表現の自由は、可能な限り認めるべきで、規制するとしても最小限に留めるべきである。」

よって、中学高校の教科書に載っている程度の写真なら、インターネットにアップしても問題なし。と言う考えです。これも規制するのは、むしろ、自由を抑圧する弊害の方が大きくなると思います。

ただし、「自由を尊重すべし」の支持者が、問題提起のためとはいえ、前回アップした件で、不快感・嫌悪感を持たれた方がいらっしゃることも把握しております。この場を借りて、お詫び申し上げます。

自由と責任については、さらに重いテーマであり、取り違えると大変なことになってしまいます。

スターリンの時代にも、自由と責任はありました。
スターリンに対する拍手を続けるか止めるかは、各自の自由です。ただし、最初に拍手を止めた方には、粛清によって責任を取っていただきます。という笑えないブラックジョークになってしまいます。

まだ、フルシチョフ時代のジョークの方が無難です。

ある男が、モスクワ赤の広場
「フルシチョフは、知能が低い。」と叫びました。
彼は、直ぐに逮捕され、裁判で懲役30年の刑を言い渡されました。内訳は、
国家元首侮辱罪で5年、
国家機密漏洩罪で25年。

by ロード


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