青山議員による、総選挙を振り返って

【DHC】10/23(月) 青山繁晴居島一平虎ノ門ニュース】





開始後22分〜62分


【内容】

今回の選挙では、政策論争がなかった。自公だけが政策を語った。枝野新党・小池新党の主張は、「安倍一強を許すな、森友加計を追求しよう、憲法を守ろう」だったが、これは政策とは言えない。


立法府の国会が度を越してモリカケで追求するのは司法の侵害ではないか。憲法96条に改憲条項があるのに絶対変えさせないと主張することは護憲派とは言えない。


原案はキボウノミクスだったが、次にコイケノミクスとなり、急にユリノミクスとなった。これは、名前を刷り込んで衆院選に出たいと言う気持の表れだ。


日本の国会は首相を国会に縛り過ぎていて国益に反している。こんな国は世界にない。


今後、組閣も連立のあり方も議論の必要なし。自民党だけが圧倒的な絶対安定多数を単独で持っているので、野党からすれば本当は勝負にならない。枝野新党には政策も理念もない。民進党の両院議員総会で全員が前原氏の考えに賛成し、小池新党に行こうとしたら排除されそうになったので、急遽立ち上げただけ。今後2年間は国政選挙がない。おそらく加憲議論は半島危機に間に合わない。憲法審査会で議論を重ねても、議論が噛み合うことはない。


本当は天皇の存在を認めたくない共産党が護憲政党と言っており、敗北したのに枝野新党にすり寄って院内会派を作って勢力を維持しようとしている。枝野新党も96条を認めないから護憲ではない。憲法審査会で議論が煮詰まるわけがない。どこで煮詰めるかと言うと、自民党内部の憲法改正推進本部で議論することになる。また、枝野新党は拡大を図る。


革マル派とは革命的マルクス主義者と自分たちで名乗っている。中核派革マル派に対抗し、街頭などで目立つ運動をしてきた。革マル派は組織の温存を図ってきた。中曽根政権の時に北海道では、国鉄を民営化してJRとすることが意外とスムースにできた。その理由は中曽根政権が組織温存を図る革マル派と手を握ったからだった。


枝野新党の活力の源は、組織の存続ノウハウに長けている革マル派からの資金援助との噂がある。今後、枝野新党はメディアと手を組む。万一、2年後の参院選でネジレとなると、ネジレ解消に10年を要し、改憲など全て吹っ飛ぶ。


小池新党は政党の体をなしていない。政策もなければ、地方組織もない、立候補者200名以上でスタッフ十数名と党首しかいない。


小池氏が超大型の台風が東京直撃する選挙投開票日にパリ出張した危機管理のなさは辞任に値する。大島で避難や救護が必要となって都知事がいなくてどうする。小池新党の代表を続投の意向表明の裏に都知事としての責任追求をかわそうとする狙いが見え隠れする。





【感想】

共同通信社参議院議員で政治の裏表を知る青山議員のお話は大変参考になります。


選挙で野党に政策上の主張なし、憲法審査会ではなく自民党憲法改正推進本部に期待、北海道で国鉄民営化での革マル派の役割、枝野新党と革マル派との黒い噂、政策も組織もない小池新党、辞任に値する小池氏の危機管理欠如、など勉強になりました。




by ロード




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