国家存亡をかけた緊迫の日々
【DHC】11/20月 青山繁晴・居島一平【虎ノ門ニュース】
(その1)
開始後24分〜37分
【内容】
安倍首相は中国やアメリカに騙されていて裏で北朝鮮と通じているのではないかと勘繰る人がいるが、外務省は、水面下での情報も収集しており、日本が外されることはないと判断している。現在、中朝関係は悪化しており、中国の特使が北朝鮮を訪問した時に、環球時報と言う中国共産党の外交の機関紙が、特使はマジシャンではないと報道した。長年に渡り中国を観察してきたが、中国が自ら宣伝した行為を自ら否定する報道をすることは始めてだ。この真意は、米中が金正恩を殺害して排除した後で、実権を中国がいただくと言う話し合いをしており、そのことを北朝鮮も把握しているから、特使が何を持って行って何を話そうが、金正恩は特使を信用するはずがない。この1週間ほどで、北朝鮮が、どれほど米朝開戦を恐れているかが伝わってくる。アジア歴訪に合わせて、米空母3隻が集結して、今では散っている。北朝鮮の情報収集能力は高く、原子力潜水艦の動静も集めている。ティラーソン国務長官が、60日間、核実験やミサイル発射しなかったら対話してもいいと発言すると2ケ月以上静かにしている。空自の協力で多数の核爆弾を搭載できる空の要塞B52を出撃準備させたので、北朝鮮は衝撃を受けた。B52まで出すという目一杯の戦闘準備体制を敷いたので、この体制を長期間維持することはできない。一旦解除すると、もう一度戦闘準備するのに、お金も時間も掛かる。トランプ大統領も習近平も開戦前の最後の努力をしている。金正恩は、特使に会うかどうか曖昧にし、迷いが見られる。特使が派遣されたことで、開戦の危機が遠のいた訳では全くない。
【感想】
1日経過するとニュースが陳腐化する程、事態が緊迫してきた。トランプ大統領が北朝鮮をテロ支援国家に再指定し、安倍首相は支持を表明した。中国の特使が帰国し、中国外務省は、提供できる情報は無いと発表した。まともな意見を言う部下は全て粛正してしまった金正恩が、たった一人で、どのような判断をするのか世界が注目する。もう一度、核実験を強行すれば、さすがにアメリカが見過ごすことはないだろう。もし、また日本上空を通過するミサイルを発射すれば、トランプ大統領への手前、サムライの国の自衛隊はミサイルを撃ち落とすことになり、北朝鮮が非常識な言い掛かりを付けてくる可能性もある。軍事的な準備は完了し、B52まで臨戦態勢とした。空母3隻は別の海域に移ったが、可視的な空母はアジア歴訪の箔付け露払い役であり、もし第1撃をする場合には、原子力潜水艦のトマホークやステルス戦闘機F35となるから全く問題はない。外交的にも、トランプ大統領直々にアジア歴訪で各国首脳と最終確認をした。そして、最後通牒を携えて中国特使が北朝鮮を訪問して帰国した。外交的にも、これ以上、打つ手はなくなった。此の期に及んで、金正恩が国連決議違反となる挑発行為をすれば、打ち合わせられたシナリオ通りに事態が進展することになる。
by ロード
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