トランプ氏、非核化で北と合意まで「米韓FTA棚上げするかも」 南北会談を前に韓国への圧力緩和

トランプ政権

http://www.sankei.com/smp/world/news/180330/wor1803300008-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は29日、中西部オハイオ州での集会で演説し、再交渉で大筋合意した韓国との自由貿易協定(FTA)について「北朝鮮と(非核化で)合意する後まで(正式合意を)棚上げするかもしれない」と述べた。

5月までに実施が見込まれる米朝首脳会談の道筋をつける南北首脳会談が4月27日に行うことが発表されたのを受け、韓国が米国からの経済的圧力に反発する形で北朝鮮に妥協的姿勢を示し、北朝鮮に核放棄を迫る国際包囲網にほころびが出るのを回避する思惑があるとみられる。

 トランプ氏はまた、米韓FTAは「強力なカードだ」と語り、南北会談の結果や、韓国が米朝会談の成功にどこまで貢献できるかが再交渉の行方にも影響してくることも示唆した。

 さらに、最近の北朝鮮との関係について「非常にいい具合に推移している。(激烈だった)言葉のやりとりが少し落ち着いてきたのは間違いない」と指摘し、「どうなるか様子をみよう」と改めて語った。

 一方、ナウアート国務省報道官は29日、南北首脳会談の実施が発表されたことに関し、「米国が北朝鮮と会談する可能性を高めるものだ」として歓迎する意向を示した。





【感想】

金正恩は、世界が注目する中で、米朝首脳会談を要請し、電撃訪中で中朝首脳会談を行なった。グローバリストの後ろ盾がなくなると、こうも変わるものかと、驚くほど低姿勢になった。もはや、北朝鮮問題は、トランプ大統領の掌の上で転がっているようだ。

ただ、気になる点は、清平が艱難時代を無傷で乗り越えられるとは思えないことだ。すると、偶発的な小競り合いから限定的な戦闘が勃発するなり、核爆弾を保持しながら、アメリカと中国に膝を屈することに我慢できない一部の軍人によるクーデターなど、不測の事態は、いつ起きるか分からない。油断は禁物である。



by ロード



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