トランプ大統領「在韓米軍、米国の負担に」

2018.3.31

http://sp.yomiuri.co.jp/world/20180330-OYT1T50081.html

【ワシントン=海谷道隆】トランプ米大統領は29日、オハイオ州での演説で、在韓米軍が米国の負担になっているとの認識を改めて示した。

「非核化」の条件として「軍事的脅威の解消」などを掲げる北朝鮮は在韓米軍の撤退を求めているとされるだけに、トランプ氏が米朝首脳会談に向け、在韓米軍の在り方を交渉材料に据える可能性を示唆するものといえそうだ。

 トランプ氏は演説で、在韓米軍について「(韓国から)あまり費用を負担されていないのではないか」と不満を表明。「(南北の国境では)最良の装備を持ち、有刺鉄線を張り巡らせている。そして(韓国を)守っている」とも指摘した。韓国防衛に多くの予算を投入しているとの認識を示した発言だ。一方で、トランプ氏が執着しているメキシコとの国境での壁建設を念頭に「しかし、我が国では、それができてない」と続け、建設が進まないことへの不満をあらわにした。トランプ氏は14日にも、対韓貿易赤字との関連で在韓米軍の在り方に疑問を呈していた。





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南北「連邦共和国」北が提案、大韓機爆破で破談

2018.3.31

http://sp.yomiuri.co.jp/world/20180331-OYT1T50066.html

【ソウル=水野祥】1987年12月のワシントンでの米ソ首脳会談で、ソ連ゴルバチョフ共産党書記長が北朝鮮の依頼を受け、米国のレーガン大統領に対し、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定の締結などを盛り込んだ北朝鮮の提案書を渡していたことが分かった。

韓国外交省が30日に公開した88年までの外交文書で明らかになった。

 87年12月中旬に駐米韓国大使が韓国政府に送った報告書などによると、北朝鮮は提案書で、朝鮮半島に南北で構成される連邦共和国を創設することを提示。南北が平和協定を結び、兵士数をそれぞれ10万人未満に削減するとともに、全ての外国軍隊を半島から撤退させることなどを示した。

 ところが、米ソ首脳会談直前の87年11月、115人が死亡した北朝鮮による大韓航空機爆破事件が発生。事件前に北朝鮮との関係改善に歩み寄りを見せていた米国は、提案を「非現実的」と判断。「朝鮮半島の平和共存に向けては南北対話の再開が先でなければならない」との立場を取ったという。





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【感想】

あちこちから、南北統一及び中国属国路線の布石と思われる動きが出始めた。トランプ大統領は、在韓米軍が負担だと公言した。韓国外務省は、このタイミングで30年前の提案書を公開して、連邦共和国への機運を高めようとしている。日本としても、半島が非核化でき、拉致問題が解決するなら、在韓米軍が撤退しても、異議を唱えないだろう。そして、もしそうなった場合に、気の毒なのは、韓国在住の方々である。中国政府によるウイグル自治区への弾圧や北朝鮮政府による自国民への虐待以上の迫害が韓国在住の日系人や宗教人の上に降りかかることが心配である。





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