TPPで世界に示した安倍首相の存在感

【DHC】7/2(月) 青山繁晴×居島一平虎ノ門ニュース】





開始後59分〜65分

【内容】

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の関連法が成立し、国内手続きは完了した。TPPによりGDPは7兆円、雇用は40万人増加すると予測している。TPPは中国を抜きにしたアジア太平洋圏の経済の枠組みを目指した。アメリカが脱退した時に、よく踏み止まり、日本は交渉を主導した。戦後始めて、アメリカに追従せず指導力を発揮した。茂木氏の貢献は大きい。トランプ政権は貿易で中国の頭を押さえ、日本はTPPで中国を焦らせている。よくここまで辿り着けた。TPP関連法には賛成である。






【感想】

米国が離脱した逆風の中で、日本主導型の中国包囲網TPPをスタートラインに立たせることができた。将来、TPPにアメリカが入ることはあっても、中国を入れることはない。軍事的には自由で開かれたインド太平洋戦略を中心とし、経済的にはTPPを軸として、中国の膨張政策を抑え込みに入った。アジアの経済的な枠組みを日本が中心になって構築し存在感を示した意義は大きい。戦後の日本は安全保障と外交では米国追従を決め込み、独自の考えを持つことを放棄してきた。今回、米国抜きでTPPを発行でき安倍首相も自信を深めた。春先の日米首脳会談では、安倍首相が米国のTPP復帰を促し、トランプ大統領が二国間交渉を主張し、表面的には対立したが、お互い独自の考えを主張し合えることを公表することにより、かえって親密度を強調することになった。今後の中国包囲網は日米が中心となって、ロシア・オーストラリア・インド・カナダなどを巻き込んで、中国に共産党独裁体制から方針転換するように導くことが望ましい。これができる人物は安倍首相しかいない。




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