水面下の米朝交渉を推理する

非核化の履行・検証へ作業部会 訪朝のポンペオ氏、北朝鮮側と合意

http://www.sankei.com/smp/world/news/180707/wor1807070026-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】ポンペオ米国務長官は7日、平壌北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長らと非核化に向けた2日目の協議を行った。ナウアート国務省報道官は同行記者団に対し、米朝が6月12日の首脳会談での合意を受け、非核化の履行と検証に向けた複数の作業部会を設置したことを明らかにした。

国務省によるとポンペオ氏は協議の冒頭、「私たちが(今回の協議を通じて)非核化への道筋をつけ、両国関係を構築することは、北朝鮮の明るい未来のために不可欠だ」と強調。金氏が「幾つか明確にしたい点がある」と述べると、ポンペオ氏も「私も同様だ」と応じたとしている。

 ナウアート氏は記者団に、ポンペオ氏が「北朝鮮の完全非核化」「金正恩キム・ジョンウン)体制の安全の保証」「朝鮮戦争での行方不明米兵の遺骨返還」という3つの基本目標の達成を目指す立場を堅持していると強調し、トランプ政権が北朝鮮に対して軟化姿勢を示しているとの見方を改めて否定した。

 ナウアート氏はまた、作業部会について「非核化実現に向けた核心的な事象を取り扱う」と指摘。検証分野の作業部会では、ここまで北朝鮮との実務者協議を率いてきたソン・キム駐フィリピン米大使が米側代表を務めると説明した。

 ポンペオ氏は今回の協議で、非核化の履行や検証作業の大前提となる、北朝鮮国内の核施設や保有核兵器の概要を示すリストの開示を同国側に迫ったとみられる。







【感想】


私見による推論です。


最近、金正恩が異様に強気に豹変している。米朝首脳会談の直前で、トランプ大統領から「もう、やめだやめだ」と宣言された際に、膝を屈して「お願いですから開催してください」と懇願してきた態度から一変した。ポンペオ氏を強盗呼ばわりし、訪朝しても金正恩は会わなかった。馬渕先生によれば、北朝鮮問題とは、アメリカの国内問題であり、本質的には、トランプ大統領VSロスチャイルド国際金融資本家である。今年のダボス会議で、中東ではトランプ大統領が譲歩し、北朝鮮ではグローバリストが手を引くディールが成立した。その後、様々な駆け引きが行われ、北朝鮮問題を長引かせた方が有利だと判断したグローバリストは、再び北朝鮮に首を突っ込んできた。グローバリストは米中貿易戦争で窮地に陥りそうな習近平に有利な条件を提示し手を差し伸べ、金正恩を支援するよう依頼した。習近平金正恩に、いざとなれば、金一族を中国に亡命させることを約束して安心させ、新たな核実験・ICBM試射をしなければ米軍による軍事攻撃はないはずだから、小競り合い交渉ではかく乱するように指示した。ところが、交渉の達人トランプ大統領は役者が一枚上で、ここまでは、折り込み済みの想定内であった。どのタイミングで非核化交渉打ち切りを宣言するか検討に入った。




by ロード




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