トランプ大統領が啖呵を切り、イランが突然きな臭くなった

トランプ氏がイランに強く警告 アルファベット大文字で「用心しろ!」 ロウハニ大統領挑発を牽制か

http://www.sankei.com/smp/world/news/180723/wor1807230018-s1.html

【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は22日夜、イランのロウハニ大統領に対し、「米国を再び脅迫するな。そのようなことをすれば歴史を通じて今までになかったような報いを受けることになる」とツイッターで警告した。ロウハニ師が米国の制裁強化を「戦争」という言葉を使って牽制(けんせい)したことに反論したものとみられる。

トランプ政権は今年5月、2015年に欧米など6カ国とイランが結んだ核合意からの離脱を決めたのを受け、同盟国に同調を求めてイランへの制裁を強化。最高指導者ハメネイ師やロウハニ師らに「最大限の圧力」をかけようとしている。一方で、イラン国民が1979年のイラン革命以来、抑圧されているとし、反体制派の動きに支持を表明してきた。

 イラン国営通信によると、ロウハニ師は22日、トランプ氏のツイートに先立ち、「イランとの戦争はあらゆる戦争の元となる」とし、米国に敵対的政策や国民への干渉を止めるよう求めた。「平和」の可能性にも言及したが、原油輸送の大動脈ホルムズ海峡の封鎖も示唆し米国を挑発した。

 これに対し、トランプ氏は「米国はもはやイランによる暴力や死といった狂った発言を我慢するような国ではない。用心しろ!」と、すべてアルファベットの大文字で強調しツイッターに書き込んだ。

 ポンペオ米国務長官も22日、米西部カリフォルニア州で講演し、イランが「政府というよりマフィアのようなものによって運営されている」と述べ、富を独占する腐敗した政権だと指摘した。イランの指導者を「偽善的な聖職者たち」であると非難した。

 また、ロウハニ師やザリフ外相を名指しし「最高指導者による国際的な詐欺行為の、単なる表看板にすぎない」と指摘。イラン核合意によって穏健になるどころか「羊の皮をかぶったオオカミ」になったとした。

 ポンペオ氏はさらに、イランが中東地域での武装組織支援をやめるまで制裁を続け、「最大限の圧力」で指導者たちの行動を変えさせると主張した。







【感想】

トランプ大統領アメリカファーストは、自己中心的な孤立主義ではなく、米国の国益を守ることは、同盟国の国益にも通じ、世界にとっても有益であることが理解できる。イラン革命防衛隊が、イラク・シリア・レバノンに駐留あるいは影響力を持ち、地域の不安定要因、特にイスラエルの安全に対する脅威となっている現状を変えようとしている。アメリカが、同盟国と連携して経済制裁を強化することを、イランが「戦争」と呼んで挑発したので、トランプ大統領が「ふざけるな、おもてに出ろ、覚悟しろ」と啖呵を切った局面である。朝鮮半島との大きな違いは、米軍の家族などアメリカ民間人が少ない地域のため、米国民の被害想定が軍人に限定できるので、戦闘に突入しやすい状況にある。





by ロード




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