歴史を学んで今後の教訓として活かす

武田鉄矢ミッドウェー海戦から学ぶ『失敗の本質』※山本五十六の真の狙い※





全58分間

【感想】

武田鉄矢の知恵袋は、聴きやすい語り口で多くの教訓を引き立たせる内容の濃いシリーズです。今まで大平洋戦争の帰趨を決したミッドウェー海戦で敗れた理由は、肝心な時に魚雷と爆弾の付け替えをしたからと思っていたが、ことはそれほど単純ではなかった。常識とは異なり、ミッドウェー海戦では日本海軍の方が物量で優っていた。また、命中さえさせれば、魚雷でも爆弾でも大差はなかったという。米軍のニミッツと部下は戦争目的をひとつに統一していたが、日本海軍では、山本五十六と部下で戦争目的を共有していなかった。それから、真珠湾攻撃の時に、そのまま上陸作戦を敢行していれば、戦況は全く異なる展開となった。ミッドウェー作戦の時でさえ、上陸するチャンスはあった。日本海軍は綺麗に勝つことにこだわりすぎた。第一波攻撃隊の帰艦が完了してから、第二波攻撃隊を出撃させようとしたが、米軍は準備のできた艦載機から順次出撃し、とにかく爆弾を落としてくる作戦を取った。


ドイツの宰相オットー・ビスマルクの名言
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」




by ロード



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