ロシアのクセ玉から裏事情を読み解く

【DHC】9/14(金)上念司×大高未貴×居島一平虎ノ門ニュース】





開始後54分〜59分

【内容】

北方領土は、アメリカのアレン・ダレス国務長官が、ジョージ・ケナーの書いたX論文に従って、ソ連封じ込めのため、日本がソ連陣営に行かないように打ち込んだ楔だった。トルコはアメリカと対立していて、NATOを脱退するかもしれない。ロシアが防空システムS400をトルコに売り込んでいて、もし購入すれば、アメリカはF35を販売しない。ロシアは、この揺さぶりでディールしてウクライナ制裁を止めさせたい。ロシアは、領土問題など前提条件を抜きにした年内の日露平和条約締結を提案する変化球を投げてきたが、日米関係を離反させようとする試みなので、相手にする必要なし。日本は、前提条件なしで、不法占拠されている四島一括返還してくれと逆提案すれば良い。ロシアの極東地域の人口は、800万人から600万人へと激減しており、手を打たないと中国人に飲み込まれる。ロシアとしては、天然資源開発の仕事が欲しい。また、ロシア人は短命なので、日本から長寿策をもらいたい。しかし、ロシアは、くださいとは言わず、まず嫌がらせをしておいて、意地悪を辞めてやるからそれよこせと交渉してくる。ソ連は痩せ我慢していて経済がダメになり崩壊した。現在は、原油価格が高いからロシア経済はもっているが、下落すると厳しい。それから、ロシアの年金改革の評判は悪い。






【感想】

安倍首相は、プーチン大統領からのハッタリ提案に対し、大人の対応で軽くかわし見事でした。北方領土問題がアメリカによるシナリオだったこと、トルコが米露間で微妙な立ち位置となっていること、ロシア人の寿命や年金問題など、マシンガントークの上念氏は、ただ早口なだけでなく、内容も濃く、広範囲で多角的な話は聞いていて興味深い。ただ、プーチン大統領ナショナリストのため、グローバリストから目の敵にされているが、大局的には日米陣営に引き込みたい国である。その点、共産党独裁国家の中国習近平とは一線を画している。





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