建国記念日と天皇について

「建国の由来、教えないのは日本だけ」 竹田恒泰氏が講演

https://www.sankei.com/smp/life/news/190209/lif1902090036-s1.html

2月11日の「建国記念の日」を前に、明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏が9日、「皇室と日本国民」と題した講演を福島県須賀川市で行った。竹田氏は「学校で建国の経緯を教えない国は日本だけ。国がどのようにして生まれたのか、なぜ教えないのか。私たちがなんとかしなくてはならない」と呼びかけた。
 講演会は同市建国記念の日を学ぶ会実行委員会の主催で、会場の市民交流センターには、ほぼ満席の200人が詰めかけた。

竹田氏は、現在193の国連加盟国の中で、日本は2000年以上にわたる最も古い歴史を持つ国であるにもかかわらず、建国記念の日の由来や神武天皇の存在が若い世代に知られていないと指摘。「米国や中国で『建国の由来がわからない』と言えば軽蔑される。よその国では、ありえないことだ」と述べた。
 こうした現状を招いた背景として、「若い世代が悪いのではなく、日本がいつできたか、誰がつくったのかが、教科書に書かれていない」と戦後の歴史教育の問題点を挙げた。

その問題点の淵源にGHQ(連合国軍最高司令部)による日本人の精神を洗脳した占領戦略「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」があると指摘。その中身について「『日本人が誇りに思っていることを表現してはいけない』『国民から尊敬される天皇の歴史を教えてはいけない』などの検閲を行った。現在も建国の歴史がGHQ占領期の検閲によって消されたままになっている」と批判した。

 竹田氏は、日本書紀の中で仁徳天皇が「国民のために天皇はいる」ということを語ったというエピソードを紹介、日本の統治の形は力による支配や統治者のカリスマ性ではなく「天皇が国民のために祈る」ことにあると分析し、「天皇が命をかけて民の幸せを守ってきたことで、2000年以上にわたって日本はよき国であり続けた」と語った。

5月1日に控える改元をめぐっては、元号がかつて中国から伝わったとしながら、「現在、元号を使っている国は世界で日本だけ。日本人共通の時間軸であり、大切に守っていくべきだ」と語った。







【感想】

竹田氏によれば「学校で建国の経緯を教えない国は日本だけ」という。その根本原因は、GHQ占領政策(WGIP)である。これは、GHQを乗っ取ったフランクフルト学派ソ連スパイによる白色共産革命であった。それは、武力革命の赤色共産革命に対して、文化・伝統を破壊して新しい価値観(共産主義)を浸透させるソフトな革命である。フランクフルト学派の欧米における主な攻撃対象は、精神的支柱であるキリスト教でありイエスであった。同様に、日本における攻撃対象は、国民に慕われ尊敬されている天皇であった。天皇は、決して軍国主義の独裁者ではなく、国民のために祈る祭司長である。日本国紀によれば、昭和天皇がご自分の考えを表明されたのは、二二六事件と終戦の英断の僅か2回だけであった。開戦時でさえ上奏を許可しただけである。それでもマッカーサーに会い「私の名で戦争を起こし、全ての責任は私にあります。私はどうなっても構わないから、国民にパンを与えて欲しい」と語り日本を救ってくださった。ところで、原理講論には「モーセは将来来られるイエスの模擬者である」と記述されている。私は、日本にとって天皇とはモーセの立場と感じる。将来来られる真の親の模擬者として長兄の立場で、国民を統合する中心の位置より祈りを捧げられていると感じる。では、天一国の建国記念日を目指して前進しよう。





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