朝鮮半島をめぐる情勢について

朝鮮半島・私はこう見る】「米朝は事務レベル協議再開を」マンスフィールド財団ジャヌージ理事長

https://www.sankei.com/smp/world/news/190308/wor1903080018-s1.html

失敗に終わった米朝首脳会談で前向きな要素があるとすれば、米朝間で互いの主張への理解度が深まったことだ。北朝鮮は、非核化への具体的なステップと引き換えに重要な制裁の解除を望んでいることを、米国は不利な取引には決して応じず、部分的な非核化に対し全ての制裁を解除する意向はないことを示した。

 北朝鮮は最小限の(非核化への)取り組みで、できる限りの制裁緩和措置を受けようとしている。同時に北朝鮮は、最終的に寧辺(ニョンビョン)だけでなく、(秘密のウラン濃縮施設とされる)カンソンなど全ての核物質生産施設(の廃棄)を検討せざるを得ないことを理解している。彼らもばかではない。
北朝鮮がウラン濃縮計画を進め、米朝協議が決裂した)2002年以後、北朝鮮は核・ミサイル開発に突き進んだ。今回の首脳会談で進展はなかったが、米国はできる限り早く事務レベルの協議を再開するしか方法はない。北朝鮮の方針を変えさせるために圧力を強めるのか、それとも(経済支援などの)誘引策を増やすのか。第一歩として同盟国の日韓と緊密に協議することが重要だ。

 非核化協議進展のために何から始めるのか、優先順位を決めなければならない。核弾頭やミサイルの廃棄か、あるいはプルトニウム抽出やウラン濃縮施設の廃棄か。どれも重要で完璧な出発点は存在しない。米朝間はまず、信頼関係を構築することが必要だ。

 日本の役割はとても重要だ。朝鮮半島で不測の事態が起きた場合の米軍の計画に日本は欠かせず、北東アジアにおける経済的影響力も大きい。日本からの経済支援は北朝鮮の非核化を進展させる可能性がある。安倍晋三首相には、(米朝会談後の)次のステップに関して米韓首脳と共同戦線を張ってほしい。(聞き手 上塚真由)







【感想】

文在寅政権では、大統領も外相も国会議長も独自のチャンネルからアメリカに北の制裁解除を打診した。金正恩文在寅の言葉を信じて、プルトニウム用の寧辺(ニョンピョン)核施設を永久廃棄すれば、制裁の実質的90%を解除できる手応えを得たが、結果は決裂となり、金正恩文在寅への信頼は失墜した。今まで金正恩の実質的な後ろ盾であったグローバリストも民主党のチャンネルを通して、「当日、トランプ氏はコーエン証言で苦しくなってるから、寧辺だけでディールできるはずだ」とささやいたが、強気な交渉が裏目に出て、金正恩は誰も信じられなくなってきた。寧辺は老朽化して継続使用不能であり、プルトニウム型爆弾は劣化して起爆できるか不明である。そして、北朝鮮が、極秘で民需用工場に偽装した、平壌郊外の降仙(カンソン)のウラン濃縮施設の存在と稼働状況の証拠を突き付けられて、北朝鮮幹部は震え上がった。トランプ大統領は北の核施設に関して1インチ単位で把握していると米情報機関の底力を見せつけた。北は内通者の調査を開始した。文在寅は三・一演説で捏造データをまくし立てて、その直後に、日本に秋波を送った。全く呆れてしまう。






by ロード





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