「今こそ、韓国に謝ろう」の感想文

『今こそ、韓国に謝ろう
そして、「さらば」と言おう[文庫版]』
百田尚樹著を購入し完読しました。



砕けたタイトルの本書の論旨は、「我々の先人はけっして悪逆非道な侵略者ではなかった。朝鮮のために良かれと思って昔の日本人がしたことはすべて『余計なお節介』だったのです。」であり、あとがきに続く解説で有本香氏が述べていました。そして、この主張を多数の事例を挙げて証明し、筆者の結論である「さらば」(国交断交の意)をタイトルに記して提案していました。



ところが、当然ながら、百田氏は最も重要な点を見落としています。それは、神が韓民族に再臨のメシアを降臨させた事実があることです。本書を読むと、正直なところ、韓民族を見下す気持ちになりやすいと思います。人間的な目で見れば、嘘をついたり約束を破ったり半ば呆れてしまいますが、神の目で見れば、イスラエル民族と同じく自らのひとり子を送りたくなる特別な民族だったことを忘れてはなりません。



では、現時点でも韓民族は偉大なる選民なのでしょうか。私は韓氏オモニの反逆により選民としての韓民族の使命は終わったと考えています。そして、三代王権に従う群が、その使命を継承していると思います。



さて、昨今レーダー照射問題やいわゆる徴用工判決など、日本人の感覚ではとうてい理解できない事例が頻発しています。こうした出来事を理解する上で、韓国人の国民性と韓国の歴史を知るために、本書は有用であると思います。参考文献が38冊挙げられており、それらを結集した内容になっていると思います。



個別の事象に関する数値などの事実関係で本書は正しいでしょう。しかし、肝心な摂理史観の観点が抜け落ちているため、日韓併合時代の真実を知るためには、お父様の自叙伝や康お母様の当時に関するみ言を優先させなければなりません。



なお、家庭連合で用いている、献金を集めるための、日韓併合時代の贖罪史観は二重の意味で間違っています。まず七奪などの事実認識が間違っており、そして摂理的中心軸も狂っています。






by ロード





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