北朝鮮がSLBM発射か、韓国は日本に情報共有要請

北朝鮮がSLBM発射か、韓国は日本に情報共有要請

https://www.sankei.com/smp/world/news/191002/wor1910020019-s1.html

【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は2日、北朝鮮が同日午前7時11分(日本時間同)ごろ、東部、元山(ウォンサン)の北東約17キロの海上から日本海の東方向に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「北極星」系列と推定されるとも明らかにした。

 日本政府は、同7時27分ごろ、島根県隠岐諸島沖約350キロの日本の排他的経済水域EEZ)内に落下したと分析している。

北朝鮮によるミサイルなどの発射は5月以降、11回目。SLBMなら2016年8月以来の発射となる。日本のEEZ内の落下は17年11月の大陸間弾道ミサイルICBM)以来だ。

 北朝鮮は1日、米国と4日の予備接触に続いて5日に実務協議を開くことで合意したと発表したばかり。

 トランプ米大統領北朝鮮の短距離弾道ミサイルの発射を問題視しない立場を保つ中、発射の兆候が捉えにくく、米本土への奇襲も可能なSLBMの試射を協議と同時に突き付け、トランプ政権の出方を試した可能性がある。

 韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は2日、国会で今回のミサイルについて、韓国が破棄を決めた日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に基づき、日本に情報共有を要請したことを認めた。

 韓国軍は、ミサイルの飛距離は約450キロで、最高高度が約910キロに達したと探知。通常より高い角度で打ち上げて飛距離を抑える「ロフテッド軌道」で発射したとみている。

 従来の北極星系列の射程は約1300キロと分析するが、今回、新型との見方もあり、飛距離がはるかに伸びて日本の主要地域を射程に収める可能性が高い。

 今回は潜水艦からではなく、沖合に設置した実験用発射台から打ち上げたとみられている。









【感想】

久しぶりに米朝実務者協議が再開される4日前に、敢えて国連決議違反となるミサイルを発射した。金正恩は、対話と脅しを共に見せ、トランプ大統領の出方を試した。年明けから餓死者が出そうな北朝鮮は、食料援助してくれなければ、このミサイルを使うぞと瀬戸際外交を仕掛けているようだ。今回の発射は、潜水艦からではなく、沖合に設置した実験用発射台からSLBMミサイルを、水面に射出した後に点火するコールド・ローンチ技術を用いて、高い高度に達し飛距離の短いロフテッド軌道で発射した。そして韓国は、間が抜けたことに、自ら一方的にジーソミアを破棄しておきながら、11月末に解消される前なので、収集できなかったミサイル情報に関し、日本に提供を求めてきた。ところで、在韓米軍は、かつてない程の即応体制をとっており、北朝鮮に不穏な動きがあれば、一気に制圧できる臨戦体制を敷いている。この様な状況を踏まえ、3日の開天節に予定されている大規模デモが一層注目されるが、保守系やや不利との予想が出ている。





by ロード




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