ISIS指導者バグダディを殺害

真夜中に米軍がヘリで急襲、壁を爆破して突入 IS指導者死亡 

https://www.sankei.com/smp/world/news/191028/wor1910280006-s1.html

【ワシントン=住井亨介】真夜中に突然米軍の特殊部隊を乗せたヘリコプターの爆音がとどろき、銃撃が開始された。イスラム教過激組織「イスラム国」(IS)の指導者、アブバクル・バグダディ容疑者の隠れ家を急襲した特殊作戦は約2時間。「泣き叫んだ」(トランプ米大統領)という同容疑者を自爆に追い込み、米英メディアによると航空機による攻撃も行われ、闇夜を赤く染めた。

 トランプ氏がホワイトハウス地下にある戦況報告室に入ったのは、米東部時間の26日午後5時ごろ。ペンス副大統領、エスパー国防長官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長らが同席し、作戦の開始を待った。

イラク西部の基地」(ロイター通信)から飛び立った8機のヘリが低空を高速で飛行。約1時間かけてトルコとの国境から数キロに位置するシリア北西部イドリブ県バリシャ村にある隠れ家に到着した。

 英紙インディペンデント(電子版)が地元住民らの話として伝えたところによると、攻撃を前にアラビア語で投降を呼びかけると、数人が逃げ出してきた。

 ヘリから降りた部隊は入り口に仕掛けられた爆弾を警戒して建物の壁を爆破して中に突入すると、IS側と銃撃戦となった。

敷地には地下トンネルがあったが多くが行き止まりとなっていることは事前に把握済みで、地上へ通ずるルートも抑えた。

 抵抗が制圧され、軍用犬に追い詰められていくバグダディ容疑者。トンネルをさまよった揚げ句、3人の子供を巻き添えにして爆発物を仕掛けたベストを起爆させた。同容疑者の妻2人も殺害された。

 同午後7時15分、特殊部隊の司令官から同容疑者の殺害が報告された。「犬のように、臆病者として死んだ」。トランプ氏は追い続けてきたバグダディ容疑者の最期をこう表現した。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラの映像では、作戦から一夜明けた現場にはコンクリートや石片などのがれきが散らばり、建物の姿はなかった。焼け焦げたミニバンが放置され、爆撃の跡なのか大きなくぼみもできており、攻撃の激しさを物語っていた。









【感想】

2011年にアルカイダビンラディンを殺害した作戦と今回ISISのバグダディを殺害した作戦は多くの共通点がある。任務は特殊部隊デルタフォースが遂行した。大統領を始め首脳陣はリアルタイムで実況中継を見守った。大統領再選の年であった。遺体のDNA鑑定で本人確認をした。それから、この作戦の背景として、ISIS掃討を最前線で戦ったのはクルド人であり、トルコ政府は独立志向のクルド人を敵視しており、一説ではトルコ政権がクルドと敵対するバグダディをかくまっていたが、今回、ISISを見放した。トランプ政権はシリアからの米軍撤退で共に戦ったクルド人を見捨てたと米国内からも批判されたが、撤退により緩衝地帯を設けることができ、トルコとよりを戻せて、バグダディ殺害につなげた。ISIS問題が解決したので、シリアにおける面倒な後処理はロシアに任したと主張でき、トランプ大統領にとって追い風になった。また別の情報では、CIAと米軍は随分前からバグダディの居場所を特定しており、最も効果的なタイミングで斬首作戦を決行した。そして、バグダディがサタン側の心情を持つ人物だと再認識できた点は、3人の子供を巻き添えにして自爆したことである。いざとなれば人間の盾にするつもりで連れ回したと思える。もし神側の心情を持つ人物が同様の立場に立ったならば、3人の子供を投降させて救った後、最後に1人で自決したはずである。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村